浅川雅清 先生からの回答
こんにちは。
弁膜症と腎臓病とのことで、とても心配ですね。
弁膜症にはいくつか種類がありますが、ここではチワワによく見られる僧帽弁閉鎖不全症についてお答えさせて頂きます。
見当違いの回答でしたら申し訳ありません。
僧帽弁閉鎖不全症については、ACVIMにおいてステージ分類がされており、その基準に沿ってB2と診断されたのかと思います。
基本的にはその分類は画像検査(レントゲン、エコー)にて行われています。
ですので、薬の効果判定も画像検査で測定値の変化から判定することが多く、わたくしもそうしています。
ただ、エコー検査は主観的であり、多少の誤差が生じます。
反面、血液検査は誰がやっても誤差が少なく、数値という客観的な数字で評価が可能です。
また、腎臓病とのことで、その程度によりBNPも高値を示すことがあります。
ともにメリット、デメリットがある検査だということをご理解いただくと良いでしょう。
検査の負担は、正直わたくし個人的にはあまり大差ないと思います。
どの検査で評価を行うかは、獣医師の好みになるように思います。
ご参考になれば幸いです。
2024/01/22 08:31 参考になった! 1
投稿者 りい さん からの返答
浅川先生、ありがとうございます。
仰る通り僧帽弁閉鎖不全症です。
もちろんマーカーの重要性もあるかと思いますが、既に基準値を大幅に超えているのと腎臓の方でも数値が上がるので今後の進行具合を診ていく判断材料としてはどうなのかなと少し気になっています。もちろん他の血液検査の追加項目としては気にしておりません。
ちなみにとりあえずのお薬の様子見は1週間なのですが妥当でしょうか?
効果に対する反応の期間としては少し短い様にも思うのですが。
今後血液検査や画像検査する間隔はどの程度が良いのでしょうか。
2024/01/22 11:37
再び 浅川雅清 先生 からの回答
追加のご質問ありがとうございます。
是非、率直にご相談者様のご意見をかかりつけの先生に提案してみても良いと思いますよ。
検査の間隔に関しては、弁膜症の進行具合、またどの検査を用いるかにより変わると思います。
BNPに関してはあまりエビデンスはありませんが、エコーに関してはB2であればガイドライン上は半年から1年だった気がします。
わたくしの場合は、投薬開始直後でB2であれば2から4週あけて再度エコーをすることが多いです。
が、心臓専門でやられている先生は割と短いスパンで検査されている印象です。
また、BNPで確認するなら一週間でも悪くはないかなという印象です。
ご参考になれば幸いです。
2024/01/22 11:51
弁膜症と診断されました
弁膜症B2の診断され現在ピモベハートを飲み始めました。
薬の効果を調べる為1週間後に血液検査(NT-proBNP)をすると言われたのですが既に基準値を大幅に超えています。
ちなみに腎臓の数値も悪いです。
今後もマーカー検査をする必要はあるのでしょうか?
私的には血液検査の方が負担があると思っているのですが、先生は心電図や超音波は犬に負担があるので1週間後にはしない方が良いとの事でしたがマーカーより確実な判断材料になるのではないでしょうか?
色々な先生のお考えを知りたいです。