浅川雅清 先生からの回答
こんにちは。
とても悩ましく、また心配な状態ですね。
わたくしとしては、ご受診頂いた病院の先生方と同じ話になってしまうと思いますが、手術をしていくのが基本的的な治療になると思います。
乳腺腫瘍は、例えば抗がん剤などの内科療法は聞きにくい腫瘍です。
また、猫においては悪性であるケースが多く、手術としては最低限、片側全摘が適応され、可能であればリンパ節切除もしないとならないとされています。
比較的大きな手術であることは間違いありません。
近年のねこちゃんは20歳まで生きることも珍しくなくなってきましたが、16歳は確かに高齢で、麻酔のリスク、手術後の余命を考えると、なかなか決断をするのが難しい状況です。
術後良好で20歳まで生きてくれるかもしれませんし、術後数か月で肺転移が見つかり、早期に亡くなってしますかもしれません。
ただ、どの選択をしても正解、不正解はないので、飼い主様が望むねこちゃんとの余命の過ごし方を軸に、選択して頂くのがよいのではないでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
2024/02/02 13:02 参考になった! 0
投稿者 猫山 さん からの返答
前回に引き続きご返信有難うございます。
どこかのサイトで読んで信憑性が不明なのですが、
再発の度に悪性度が高くなっていき、再発の間隔が短くなっていくものですか?
今まで先生が診てきた症例などからその傾向があるかだけでもいいのですが、
どうでしょうか。答えづらい質問でしたらとばして頂いて構いません。
今の先生は前回セカンドオピニンで見て頂いており、その時はほぼ手術一択で片側全摘を勧められていました。
今回は前と違い特に手術を勧められておらず、するとしても部分切除と云われています。
やはり再発である事と年齢的にリスクを冒す必要がないという考えなのかな・・・なんて思っています。
とは言え、術前検査にもよりますので一旦は手術する方向ですすめて、
全身を診て貰った結果で最終決断をしようと思っています。
2024/02/04 21:42
再び 浅川雅清 先生 からの回答
追加のご質問ありがとうございます。
確かに、乳腺腫瘍に限らず、外科手術後の再発症例は成長が早かったり、転移を助長してしまったりするケースは聞いたことがあります。
その点を踏まえて、今回は積極的な大掛かりな手術は推奨されていなかったのかもしれませんね。
ご参考になれば幸いです。
2024/02/05 09:33
猫 乳がんの再発・再手術について
昨年2023年9月に猫の乳腺がんの術後の件で質問をしています。
【経緯】
2023年8月11日に左の第二乳腺を部分切除。
高齢もあり片側全摘はしませんでした。
結果は悪性の乳がんであった、完全切除できていた、転移は見られない。
強い異形性や浸潤性で悪性度が高い腫瘍となっていました。
2023年11月の検査では変化なし
2024年2月に検査予定でしたが、しこりを発見し1/26に検査。
残念な事に再発をしていました。
ほぼ同じ場所(少し下あたり)ですが、範囲的には左の第二乳腺。
レントゲン、エコーの検査上は転移は見られないとの事。
ちなみに、手術はかかりつけ病院でしたが、
11月検査からがん専門(認定医)の先生に診て頂いております。
迷っているのは、このままにするか再手術をするかです。
手術をすすめられているわけではありません。
あくまで私の考えです。
16歳10ヵ月の高齢である
平均寿命は超えている
術後4~5ヶ月での再発である
次回再発はもっと短期間になる(?)
病理検査で高グレードである
食欲旺盛で5.3kgあり体格は良い
腎臓数値が少々高め(前回も同じ)だが他は良好である
前回の術後の回復がとても良かった
(だから次も大丈夫なわけではないですが)
レントゲン、エコーの検査上では見える転移が無かった
完治見込みが無いのに一時的な寛解の為に無理をさせるか、
寿命との兼ね合いでそのままにするか。
今後の腫瘍の進行速度や臓器転移の有無も誰にもわかりません。
考えていてもグルグルして結局は元に戻ってしまいます。
最終決断するのは私なのは理解しています。
もしご自身の猫さんだとしたらどう判断を下すか、
その理由をお聞かせ頂きたいと願っております。
先生方の率直なご意見をお聞きしたいと思っています。
まとまりのない箇条書きのような文面で申し訳ありません。
どうぞ宜しくお願い致します。