井上 平太 先生からの回答
レントゲン検査で骨の吸収像があった場合には細菌感染による蓄膿症の他に鼻腔腺癌や他の肉腫のリスクも考慮しなければなりません。
また同じ抗生物質を連投していると耐性菌が出来ている可能性もございます。
先ずは鼻汁の培養検査を行いどのような菌が感染しているのかどのような抗生物質が適切なのかを決定し治療を開始した方が良いかもしれません。
良い反応が無ければCTやMRIで腫瘍の有無を確認して生検も出来れば行い病理学的判断をすることが肝要かと思います。
猫伝染性鼻気管炎の悪化であればインターフェロンωが効く可能性がありますのでインターフェロン療法を併用するのも有りです。インターキャットという商品名で普通に流通しておりますのでどの動物病院でも処方可能です。
お大事にして下さい。
2020/12/12 23:51 参考になった! 0
投稿者 鷺草 さん からの返答
お忙しい中をご回答頂きありがとうございました。
11日に病院に連れて行き皮下注射をしてもらい少し食欲も出て今は症状が落ち着いています。 鼻汁の 検査では細菌が検出されなかったようですが、抗生剤が効いているのか表面の鼻汁で検出されなかっただけなのかなんとも言えないとのことでした。
鼻腔腺癌や肉腫とは思いもしませんでしたが、細菌が検出されなかったことと結びつくのでは?と心配です。
レントゲン検査で骨の吸収像があったというよりは、レントゲンだけでははっきりと見えない部分があり、やはり 病院の先生もCT検査をすれば一番よくわかるのだが、とおっしゃっていました。鼻炎が悪化したのは私に責任があります。子猫の時に2年ほどはワクチン接種をしていたのですが、あまりにも車酔いがひどいのでその後やめてしまいました。鼻炎の治療もその当時はしていたのですが、やはり車酔いのため少し治療から遠ざかっておりました。 ここ2年くらい鼻づまりの症状があったのに車酔いの辛さよりはいいだろうとそのままにしていました。鼻づまりがひどい時は本当にかわいそうで何とかしてあげたいのですが、CT検査となると県外の動物病院まで連れて行かなくてはならず移動による車酔いで猫の体力の消耗や費用の面からも辛いものがあります。今、診てもらっている病院の先生やスタッフのみなさんには親身になって対応して頂いております。 酔い止めの注射をしていただいたり 飲み薬を処方していただいたりしながら通院しております。落ち着いた状態が続けば少し様子を見て次の受信の際に鼻汁の培養検査やインターフェロンなどについても相談してみようと思います。
ありがとうございました。
2020/12/13 09:36
猫の蓄膿症について
まだ眼も開かない仔猫の時に保護してミルクから育てた6歳の雌猫(雑種)Γめい」の事でご相談します。
仔猫の時から鼻炎があり病院にかかっていましたが症状が落ち着いたり、くしゃみ鼻水が出たりを繰り返してきました。今年の6月頃から症状が悪化してきた感じで薬を服用していますが、良くなったり悪くなったりで薬が効いているのかどうかわかりません。目やにと鼻づまりで食欲も無く11月24日に受診したところ蓄膿症ということでした。レントゲンだけでは詳しくわからないが鼻の骨が溶けているかも知れないとの事でした。取り敢えず皮下注射と飲み薬を追加して様子見ですがその後2週間ほどは症状も良くなり食欲もあったのですがまた鼻水と目やにが出始め食欲、活気が無い状態です。
現在、服用中の薬は
ブレドニゾロン錠、フェキソフェナジン錠、ネオマレルミン錠、ビブラマイシンの4種類です。
ビブラマイシンは以前から飲んだり止めたりを繰り返していましが同じ抗生剤を服用していて途中で止めたりしているので、効かなくなったり耐性菌か出たりはしないのでしょうか?
車酔いが酷く吐いたり下したり、泡のようなよだれを垂らすので余計に具合が悪くなり、片道30分の病院に連れていくのがかわいそうで薬だけ処方してもらったりしています。
猫エイズと、猫白血病は陰性でした。
蓄膿症が悪化した場合良くなるには手術しかないのでしょうか?
別の抗生剤で効くものなどはないでしょうか?
インターフェロンBという薬が良いとか見たことがあるのですが普通の動物病院では使わない薬ですか?
長くなりましたがどうか宜しくお願いいたします。