マイクロチップ＆登録が義務化されました

動物愛護法が改正されマイクロチップ＆登録が義務になりました。今のところ努力義務で罰則はございません。
　　　　　　　　　　　　
マイクロチップを知っていますか？

①これから　　マイクロチップって何だろう
　　　　　　　 どんな役に立つのだろう
　　　　　　　装着から登録手続きの流れについて、　動物愛護法の改正を踏まえて説明します。

②大きさは　約8mm×1.5mm以下
電池は入っていないので液漏れ・電磁波の心配はありません。
名札と違い外れ落ちることは無く、生涯身元が証明できます。
耐用年数３０年以上で、途中費用がかかる事なく一生使えます。

③生態適合ガラスなど特殊な皮膜で覆われていますのでアレルギーは今のところ有りません。
EUの追跡調査で１００万頭に４頭、一時的な炎症が起きたのみで、その後の異常報告は有りません。

④昨年までは役に立つので入れた方が良いと話してきましたが、今年の６月から改正動物愛護法が施行されました。
ブリーダー等に装着と登録の義務・飼い主に登録事項変更が義務づけられました。既に飼っている方は努力義務となっております。
事例
ａ）最近、たまたま逃走した犬が車に轢かれ、見ていた方が当院に連れてきました。
マイクロチップが入っていたのですぐに飼い主と連絡が取れて希望に添った必要な医療措置が行えました。
ｂ）被災地などで迷子が長期にわたり容貌が変わり、マイクロチップ以外では飼い主の証拠がない事も有ります。

⑤装着から登録の流れ
動物病院でマイクロチップを装着します。
　　注射器で入れるので一瞬で終わります。通常麻酔は必要ありません。費用は数千円です。
登録申込書に記入
　　既に入っている方は登録事項の確認をしてもらいましょう。
　　記入漏れや変更があれば、変更届を書きましょう。
コンビニなどで登録料を支払います
　　AIPOと言う共通データベースに登録しないと役立ちません。
　　１０５０円かかりますが生涯に一回だけです。
　　登録申込書に領収書を添付して郵送しますと、１ヶ月後に登録完了葉書が届きます。

2022年6月より環境省での一括登録が始まります。既にマイクロチップを入れている方は環境省に登録しましょう。詳しくはかかりつけの動物病院に聞くか環境省のホームページにアクセスしてください。環境省のデーターベースに飼主ご自身で登録する場合は無料です。

⑥マイクロチップは我々の大切なパートナーとの「一生一緒にいよう」と、言う「愛の絆」です。

迷子：保健所や動物病院で保護されたとき速やかに身元がわかります。
災害：はぐれても飼主の下に戻ってきやすい。上尾市など自治体によっては市民のペットであれば公費で十分な治療が受けられます。
盗難：番号の改ざんや登録情報の消去が出来ないので、自分のペットである証明になります。
事故で入院：逃走中に事故に遭ったとき、迅速な連絡が可能なので、麻酔・手術・輸血など飼主の承諾が必要な治療も受けられ、救命率が高まります。

ほんの少しの勇気を出して、家族の幸せを守りましょう。