ペット医療最前線
「ペットは家族」という意識の高まりとともに、動物の医療にも高度な専門知識を要する専門医療が求められるようになってきました。
ここではそうした専門医療に独自に取り組むスペシャリストの獣医師たちや、獣医学の知識やノウハウを活かしてペットの健康の維持や増進をはかるスペシャリストたちの最新情報をおとどけしていきます。
レポート一覧
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Vol.9 すべては望まれる獣医療のために
「こころの医療そして高度な2次医療にも立ち向かえる病院を目指し『傷ついた者を受けとめる優しさ、命の尊厳を守る強さ、誠意と思いやりの気持ち』で医療にあたっています」
眼科(角膜移植、白内障・緑内障手術、後眼部手術)、麻酔科、MRI・CT診断に力を入れている。酪農学園大学客員助教授。 -
Vol.8 民間初の腎臓移植に挑む 遠藤犬猫病院
栃木県那須塩原市の遠藤犬猫病院院長の遠藤薫先生は、人間の医科大に籍を置きながら、最新医療の知識と技術を身につけてきた人。倫理委員会を設置して民間初の腎臓移植手術に挑戦しようとされています。そんな先生の明日を担う動物医療とは?
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Vol.7 西洋医学と東洋医学を融合 ミシナ動物病院
漢方というもうひとつの武器を持つ東京都豊島区要町にあるミシナ動物病院の三科保先生は、西洋医学に加えて漢方薬を取り入れた統合医療で有名な人です。東洋医学的な腹診を武器に、動物の身体や健康状態をよく見ることで、もっともその患者に合った治療法を選択するべきという三科先生に話を聞きました。
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Vol.6 「確定診断」を目指す保田動物病院
JR東海道線「戸塚」駅から約10分。大きなバス通りに面して5階建ての保田動物病院が見えてきます。洗練されたファサードは、一見、人間の総合病院のように見えなくもありません。しかし、近くに行って看板を確認すると「動物高度救急救命センター」の文字がしっかり記されていました。今回は、あえて「高度医療の担い手」であることを、きちんと打ち出すことを選んだという保田大治副院長にお話をお聞きしたいと思います。
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Vol.5 腫瘍のスペシャリスト 辻堂犬猫病院
東海道線・辻堂駅から海岸へ向かう道を約10分行くと、左手に辻堂犬猫病院が見えてきます。ここは日本獣医がん研究会から認定医の資格を得た堀英也先生が整形外科をおもに担当する樋口剛先生とともに立ち上げた動物病院。地域のペット医療の向上と、求められる専門医療の両立をめざしています。
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Vol.4 眼科のスペシャリスト 工藤動物病院
小動物を対象とした比較眼科学会では、現在、11人の眼科専門医(ディプロマ)を認定していますが、中でもこの分野の先駆者といえる工藤動物病院の工藤荘六院長(東京都中野区)にお話を聞きました。
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Vol.3 歯科のスペシャリスト フジタ動物病院
「心と心のふれあいを大切に」をモットーとして、常にクライアントの立場で考え、インフォームド・コンセントを大切に質の高い医療サービスを提供できる動物病院を目指しています。
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Vol.2 神経外科スペシャリスト 相川動物医療センター
獣医学機関紙を通じての情報公開、獣医学会での講演活動、各動物病院からの手術委託症例の治療を通じて、病気に苦しむ日本のペット達に最善の治療を提供することが私の目標です。
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Vol.1 皮膚科 米倉動物病院
小田急江ノ島線の鵠沼海岸から徒歩10分。閑静な住宅街の一画に米倉動物病院はあります。米倉動物病院は「皮膚科」を掲げ、それ以外の診療は行わないという数少ない専門医療の病院です。院長の米倉督雄先生にお話を聞きました。
レポーター:坂本徹也 Sakamoto Tetsuya
1956年(昭和31)4月2日生まれ。兵庫県出身。ライター、ペットジャーナリスト。早稲田大学卒業。雑誌の編集部を皮切りに、企業PR誌の編集、広告物の制作等を行う企画会社に勤務。88年に独立して、企画集団パイクを設立。2頭のミニチュアシュナウザーを飼ったことから、ペット業界の現状に疑問を抱き始める。著書に『アッシュと歩いたヨーロッパ』(主婦の友社)、『よい獣医さんはどこにいる』(WAVE出版)、『ペットの命を守る』(ハート出版)、『二歩先をゆく獣医さん』(光文 社)、『ペットフード で健康になる』(光人社)などがある。
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