佐々木 厚 先生からの回答
こんにちは。
猫さんは胸の中にリンパ液が溜まる「乳ビ胸」という
病気に本当にかかっているという前提で
お話します。
原因は、ウイルス感染・心臓病・腫瘍・原因不明などと
分類されています。
治療法は
まず液体を抜き確定診断をして、他の病気で起きたのではないことを100%診断してから、
まずサプリメントのルチンを一日三回のませ、
食事療法をします。
それで治らない場合に初めて手術を行います。
治る場合もあるので最初から手術は行いません。
どうしても手術に耐えられない場合(高齢は麻酔・手術が
出来ない理由にはなりません)、胸の膜と
肺を癒着させる内科療法を試みます。
詳しいことは、この内容を基にして
かかりつけの先生と相談してください。
高度医療を行う、二次診療施設に紹介してもらうのも
大切なことです。
以上、お役に立てれば幸いです。
2006/04/26 11:41 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
お答えありがとうございます。今日は抜いたリンパ液の量が少し減っていました。体力も少しずつ戻ってきているようなので、ご指導いただいた治療法を、早速病院にご相談させていただきたいと思います。様々な治療法があることがわかり、前向きな気持ちになれました。ありがとうございます。
2006/05/03 11:41
佐羽 建 先生からの回答
なつこさんこんにちは。随分とご心労のようですね。
かかりつけの先生の診断通りリンパ液の漏出であることが前提でコメントさせていただきます。
さくらちゃんのように胸腔内にリンパ液が貯留する病気のことを乳び胸といいます。リンパ液は脂質を多く含むと乳白色になることからその名前がついています。確かに手術によってリンパ液が漏出しないように主幹である胸管血紮や腹腔内流出するようにチューブを設置したりという処置を行うことがあります。但し、リンパ液の胸腔内漏出は通常、二次的疾患であって、他に原因となる疾患(外傷、心筋症や縦隔洞腫瘍等)に随伴して起こることがあります。胸腔内にチューブが設置してある状態で管理が可能であるならば、もう一度検査(特に胸部レントゲン、胸部または心臓エコー検査)などを十分行って、その結果元疾患が存在し、治療可能な疾患であれば、その元疾患を治療することで胸腔内のリンパ液の漏出を改善もしくは解消できるかもしれません。そうなれば手術の必要もありません。ご高齢でもありますので、やはり手術という選択はなるべくしたくないものです。日常はチューブが抜けてこないようにしっかりと固定してもらい、チューブ挿入部は毎日消毒するようにするとよいでしょう。食餌は低脂肪食を与えてください。お答えになりましたでしょうか。少しでもお役に立てればと思います。
2006/04/26 11:59 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
お答えありがとうございます。不安で一杯だったのですが、漏出を改善できるかもしれないとわかり、元気が出てきました。ご指導いただいた元疾患の治療、チューブの消毒や食事について、早速病院でご相談させていただきたいと思います。ありがとうございました。
2006/05/03 11:59
リンパ液がもれています
はじめまして。
我が家の猫についてご相談させてください。
先月、猫のお腹がピンクがかった透明な液で濡れていました。
怪我をしたのかと思い、病院に連れて行ったところ、感染症のために
肺と肺のまわりにたまっていたリンパ液が出てきたとのことでした。
そのときは300mlも液を抜き、内部をお湯で洗浄していただきました。
しかし一週間後、呼吸が苦しそうになってきたので
もう一度病院に連れて行ったところ、再びリンパ液がたまっていました。
その繰り返しで、明日4回目のリンパ液を抜く予定です。
今、食事は病院でもらった缶詰と粉末の栄養剤を牛乳で溶かして、
注射器で飲ませています。
ただ病院から戻ってすぐはいくらか元気になり、
魚を自分で食べたり、毛づくろいもしています。
今後もリンパ管を手術をするには高齢すぎるので、自宅で注射器を使って
液を抜いてあげるように言われています。
ただ、自宅では洗浄はできないので心配です。
何か他にしてあげられることは無いでしょうか?
よろしくお願いいたします。