是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、rukaさん
早速ですが、乳腺腫瘍の転移についてのご質問ですね。
犬の乳腺腫瘍は悪性率が50%と比較的高く、悪性の場合は放っておくとリンパや血液の流れよって腫瘍細胞が運ばれて、主に肺やリンパ節に転移する腫瘍です。もちろん、良性率も50%ですので、乳腺の腫瘍が出来たからと、すぐに転移するということではありませんので、あまり神経質になられなくてもいいとは思いますが、注意は必要な腫瘍であることには変わりありません。
現在乳腺腫瘍が5ミリ位ということですので、顎下のリンパの腫れ(?)が転移性病巣であるという可能性はあまり心配は無いと思いますが、手術前に一度獣医師に診察を受けておいた方がいいでしょうね。普段から、下顎リンパは比較的確認しやすいため腫れているように見えることもあります。
また、5ミリ程度の乳腺腫瘍で手術で摘出するのであれば、FNA(穿刺吸引細胞診)はしない方がいいでしょう。摘出した組織を検査に出して腫瘍の判定をしてもらうのがいいと思います。
まずは体調を整えて、手術の日を迎えてあげてください。また、組織の検査もしていただければ今回は大丈夫ではないかと思われます。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2007/04/29 09:55 参考になった! 0
投稿者 ruka さん からの返答
早速の回答ありがとうございます。
明日病院に再度行ってきます。
やはり小さな腫瘍にFNAをすると刺激によっての悪影響が出る確率はあがるのでしょうか?
もちろん摘出してもらった腫瘍は病理に出すつもりでおります。
先生のコメントを読み、本当に気持ちが軽くなりました。インターネットなどの文献は過剰に書かれているものなども多く、私自身すごく神経質になってしまっていた気がします。
手術の日まで、愛犬のコトを一番に気遣い、万全の状態で向かいたいと思っております。
本当にありがとうございました。
2007/05/06 09:55
乳腺腫瘍とリンパの腫れ
始めまして。乳腺腫瘍についてのアドバイスをお願いします。
1月の終わりに一番下のおっぱいの部分に米粒くらいのしこりを見つけ、先日病院に行ったところ、乳腺と、その乳房を切除する。という説明をうけ、手術の日程を決めました。
家に帰り、乳腺腫瘍について調べていたところ、リンパへの転移があるコトを知りました。今現在、愛犬の下顎のリンパが少し腫れているように思え、このまま手術をうけて大丈夫なのかと心配です。
今腫瘍は皮下にあり、だいたい5mmくらいです。元気食欲などはなにも問題ありません。
この状態でのリンパの腫れは、やはり転移の可能性が高いのでしょうか?また万が一転移していた場合の治療法はどのようなものがありますか?
まだ若いので心配でしょうがありません。
病院ではまだ乳腺腫瘍に関しては、レントゲンもFNAも行っていません。
ご回答お願い致します。