是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、かなさん。
ミルちゃんの様子、飼い始めたばかりで最初のワクチン接種後このような事になり大変ご心配な事と思います。
若年性膿皮症は、生後3週齢から、生後4ヶ月の子に発症するリンパ節を中心とした皮膚病変を伴う肉芽腫病変です。
治療の中心はステロイドを用いた治療になりますが、ステロイドに対する反応が比較的よく、だいたい治療後2、3日で皮膚の経過は落ち着いてくるのですが、今回のミルちゃんはあまり経過が良くないようで気になりますね。
なお、今回のようにステロイドに対する反応性が鈍い場合には、病変部の細菌の二次感染への対処がうまくいっていないケースが多いので、病変部の細菌培養と抗生剤の感受性試験をした方がいいと思います。
もう少し様子を見ながら、治療を進める事になると思いますが、おそらく二次感染のコントロールが出来てくれば好転する事と思います。大変だと思いますが、もう一息がんばってください。
ミルちゃんの一日も早い回復お祈りしています
どうぞお大事になさってください
2007/05/01 23:17 参考になった! 0
投稿者 **かな** さん からの返答
是松先生こんにちは。いつもご親切なアドバイスを有難うございます。私もまさかこんなことになるとは思っても見なかったためとても動揺しております。それでもこの子をどうしても必ず治してあげたいと言う気持ちに変わりはありません。先生のアドバイスでいつも私は勇気付けられとても感謝しております。これからも根気強く治療に励んでいきたいと思います。お忙しい中、本当に有難うございました。
2007/05/08 11:17
今道 昭一 先生からの回答
一般的に若年性膿皮症、あるいは若年性フレグモーネとも言いますが、症状は顔に見られます。
文面には背中と左足の太ももに皮膚炎があるとありますが、顔にも皮膚炎などの症状がないか確認しておきましょう。
しかし、いずれにしても皮膚の寄生虫や皮膚感染症などについての検査はしておくべきです。
また、舌の色が悪くなったというのはチアノーゼや粘膜の蒼白を言っていると思いますが、このような症状があるときは心臓疾患や肺疾患を含めて全身状態を血液検査やレントゲンあるいはエコー検査でチェックしておきましょう。
大変重大な症状を持っているようですね。
それらの問題を解決するには、症状を1つ1つ整理し、それぞれの問題を解決するために必要な検査や治療をしてあげることが大切です。
特に若年性フレグモーネは治療がうまくいかないと亡くなることもある恐い病気です。
4月2日のワクチンが原因となれば、1ヶ月も経過しています。
もう1度診断を見直すべき時期とも思えます。
2007/05/02 16:40 参考になった! 0
投稿者 **かな** さん からの返答
はじめまして。お忙しい中重要なアドバイスをいただき有難うございます。もう一度病院へ行ってそれぞれ検査をしていただこうと思います。ご親切に本当に有難うございました。またの機会がございましたら宜しくお願いいたします。
2007/05/09 04:40
若年性膿皮症のついて
はじめまして。アドバイスをいただきたくご相談させていただきました。先日チワワ3ヶ月メスの体調不良が続き、病院に連れて行ったところ若年性膿皮症と診断されました。原因は4月2日に接種した始めてのワクチンだそうです。今はステロイドと抗生物質を一日2回、皮膚のサプリメントを一日1回与えています。症状の程度はかなり酷く、背中と左足の太ももの皮膚がそれぞれ約直径10cm程ただれジュクジュクになってしまってすごく痛がります。その部分は消毒を1日2回行いガーゼをはっています。首もとのリンパと股関節のリンパがかなり腫れており、しこりになっています。それから病院の先生が言うには子犬が痛がって泣き叫んでいるときに見えた舌の色から心臓が弱い疑いがあるそうです。以前にもこういう症状の犬を治療したことがあるがその犬は成犬だったので治ったがこの子のような赤ちゃんがこういった病気になったのは見たことがないと言われました。その為、完治するとは言われませんでした。これから先がとても心配です。この子は完治することができるのでしょうか。いいアドバイスがあればぜひ教えていただきたいと思っております。宜しくお願いいたします。