久山 昌之 先生からの回答
今回の発病時に、副腎皮質ホルモンの投与は行なっていたでしょうか。ステロイドの投与が引き起こすこともあります。皮膚石灰沈着症は非常に珍しい疾患で、よく見られるのは副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)です。もし、ステロイド投与をされていなくても、原発性も考えられますので、除外診断としてこの検査はしておくべきです。
また、慢性腎疾患でも起こりえますが、腎機能、血中カルシウム、リンの測定である程度判断が出来ると思います。ただし、腎疾患では普通局所のみの発症です。
発症が広範囲の場合、他には、糖尿病性、特発性があり、局所性のものでは炎症性疾患や腫瘍疾患に続発することがあります。
原因により、治療もケアも異なりますので、まずは原因を診断することが大切です。
主治医とよく相談してください。
お返事に対する追伸:ステロイドについては、治療に使いましょうということではなく、もし使っていたらステロイドが石灰沈着の原因になることもあります、ということです。使用されていないようなので、関係ありませんね。
2005/12/10 15:19 参考になった! 0
投稿者 龍ママ さん からの返答
久山昌之先生
病理検査で腫瘍ではないとの説明はいただいているのですが、レプトスピラ治療のため、副腎皮質ホルモンの投与を含め、まだ積極的な治療は行っておりません。また、ステロイドはこの症状には効果が無いと伺いました。
原因について、主治医の先生によく伺ってみることにいたします。
ご回答いただきましてありがとうございます。
2005/12/17 03:19
今道 昭一 先生からの回答
すいません、皮膚石灰沈着症ということから私が想像できることは副腎皮質機能亢進症くらいですが、年齢が若いので考えにくいかもしれません。何か他にも情報がありましたら、そちらを参考にして下さい。
皮膚のシコリに石灰化を起こしているとういう病理検査結果であれば、慢性炎症や腫瘍でも見られます。
さらにレプトスピラで腎不全を起こしたのであれば、リンとカルシウムのバランスが崩れて全身に石灰沈着が起こることも考えられます。しかし、皮膚に起こすかどうかは私にもわかりません。
また、龍ちゃんはかなり激しい皮膚症状を示しているようですから、基本的な皮膚科検査をしてその皮膚の炎症の原因は何かということを調べるべきでしょう。また、皮下のシコリの病理検査も意義があると思います。これら2つの検査から皮膚石灰沈着症の原因がわかるかもしれません。
しかし、麻酔が必要な検査であれば今はできないでしょうから、経過を見て必要と判断されたなら検査を受けて下さい。
基本的に石灰沈着は原因を突き止めて、その原因を治療してあげないと、石灰沈着自体は改善しないように思います。
2005/12/10 15:33 参考になった! 0
投稿者 龍ママ さん からの返答
今道 昭一先生
お忙しい中、ご回答いただきましてありがとうございました。
最初の病理検査で皮膚石灰沈着症とわかったのですが、その時点で皮下のしこりを調べていただいたのかどうかは伺っていませんでした。炎症等もようやくおさまり、元気も出てきましたので、もう一度病理検査することも含め、原因について追求していただくことをお願いしようと思います。
アドバイス、ありがとうございました。
2005/12/17 03:33
皮膚石灰沈着症について
10月初旬にレプトスピラに感染し、一ヶ月以上の入院治療途中に発生した皮膚の異常について、先日、病理検査で皮膚石灰沈着症と診断されました。
その後レプトスピラの治療は何度か危険な状態もありましたが、ようやく最後の検査を待つところまでとなりました。
レプトスピラ症の治療中であったため、皮膚に対する積極的な治療が出来ず、皮膚の状態も一時は出血、化膿を伴うひどい状態でしたが、2歳半(オス)という体力のある年齢にも助けられ、出血、化膿がおさまりました。
これまで、皮下組織が壊れ、出血、石灰化が著しく起きていた患部に気を取られていたのですが、全身に皮膚石灰沈着と皮下にも小豆大ほどのゴロゴロした盛り上がりが点在していることに気付きました。
皮膚から吹き出したように沈着した結晶のような石灰は、毎日少しずつ剥がれているようですが、気になるのは皮下で固まっているように思える箇所です。
このような皮下の固まりは何らかの治療をすれば、自然と無くなっていく、治るものなのでしょうか?
希な症状と言うことで、あまりに情報が少なく、今後、積極的に治療をするにあたって、どのように心構えをしておけばいいのか、アドバイスをしていただけると幸いです。
また、もみほぐしてあげると良いとか、食事療法とか、少しでも、この子のためにしてあげられる家庭で出来ることがあったら知りたいのです。