今道 昭一 先生からの回答
まず、体のどの部位にアカラスがいるのか確認することが大切です。
10歳でアカラス(ニキビダ二)を発症するということは、基礎疾患の評価が絶対に欠かせません。治療の成否はここにかかっています。
たとえば、アトピー性皮膚炎で長期間ステロイドを使用しているとアカラスが発症することがあります。
この点をまず評価して下さい。
また、栄養状態や内臓疾患も大きく関連します。
血液検査やレントゲンで内臓疾患を必ずチェックしておきましょう。
疑わしいならホルモン性の疾患も検討しましょう。
甲状腺機能低下症、クッシング症候群などです。
他にも様々な基礎疾患があります。
アカラスは健康なワンちゃんでは何ら問題を起こさず、体の抵抗力すなわち免疫力が低下したワンちゃんで発症するものです。
先にあげた疾患は全て免疫力を極端に低下させます。
特に成犬の場合は基礎疾患を見つけてこれを治療しなければいけません。それと同時にアカラスの駆虫をして下さい。
しかし、駆虫薬で一旦改善しても基礎疾患が完治しなければ、アカラスは再発することが多いです。
くれぐれも全身の検査を怠らず、その後に治療を開始して下さい。
また、まぶたが腫れるというのはアカラスとは無関係かもしれません。先生に原因をもう一度お聞きすると良いでしょうね。
2006/03/07 10:48 参考になった! 0
医師よりアラカス菌の感染と診断を受けました。
昨年の夏ごろ足の指から腫瘍を発見しいつもお世話になっている病院に行き、結果アラカス菌が原因と診断を受けました。その後お薬をいただいておりましたが、先週から右目にまぶたが塞がるほど腫れ、担当医より注射を打って今現在は少々強いお薬で落ち着いた状態です。なお食欲の方は至って旺盛です。アラカス菌を受菌したら一生付き合っていかなければと担当の医師から診断を受けております。今後の気よつける点などございましたら諸先生からのアドバイスおよび注意点などいただきたいと思います。宜しくお願いいたします。