今道 昭一 先生からの回答
脱毛症Xは私達の言うアロペシアXの日本語訳したものだと思います。
アロペシアXのことを少し記載しておきますので、参考にして下さい。
ポメラニアンで発症した報告はよく見ます。
もっと若い頃から発症することが多いですが、10歳でも発症することはあります。
症状は脱毛と色素沈着(皮膚が黒くなる)で、頭部と手足を残して他の部位に徐々に広がります。
また、皮膚は乾燥し薄くなったような感触がします。
あるいは細菌感染を起こすことがあります。
様々な治療法が報告されています。
効果は少し低いが比較的安全なお薬、効果が期待できるけども副作用や費用が非常にネックになるようなお薬など様々な治療法があります。
2006/04/24 11:38 参考になった! 0
投稿者 くるたママ さん からの返答
有難うございました。これ以上進行しないように安全な方法で頑張ってみようと思います。
2006/05/01 11:38
井上 平太 先生からの回答
獣医師の間では昔からハゲポメ病と言っておりまして、ホルモンの測定をすると明らかに甲状腺機能減退症を示すものもあれば正常な場合もございました。今は発売も使用も出来ませんが、脳下垂体をすりつぶして作られた薬液を注射すると良く改善したものです。現在はそれに代わる多様な治療法が報告されております。
甲状腺の減退の在る無いにかかわらず甲状腺ホルモンに反応する犬もしない犬もおります。第一選択としてはチラージンなどの甲状腺ホルモン剤の投与です。
次にメラトニンといわれる松果体ホルモンの投与(輸入品ですが牛の脳由来ではございませんので安心してください)です。
R&Uと言う酵母菌抹の錠剤が理由は良く分かっていないのですが改善例が報告されており、数年前から使われ始めております。
その他、成長ホルモンの注射なども報告されております。
いずれにしても、数日で効果の現れる治療ではございませんので忍耐が必要です。
生命に別状は無いので、あえて治療をせずに寒い時期には洋服を着せて、夏は直射日光を避けて散歩をするのも一法だと思います。
2006/04/25 02:17 参考になった! 0
投稿者 くるたママ さん からの返答
詳しくアドバイス下さり有難うございました。とても参考になりました。
まずは安全な薬で根気良く試してみたいと思います。
2006/05/02 02:17
脱毛
初めてお世話になります。10才・ポメラニアン・オス・去勢済みの愛犬の脱毛なんですが、数ヶ月前から脱毛が始まり、かかりつけの病院で疑われる原因の検査をいくつかして、健康診断もしたんですが未だに脱毛の原因がわかりません。
ポメラニアンには時々原因不明の脱毛があると言われてしまい、病名を付けるとしたら「脱毛症X」と言われました。脱毛の状態は、後ろ足両側太ももとお尻と尻尾のほとんどが脱毛して皮膚も黒ずんで硬くなっています。
鼻の上辺りも脱毛してきています。肩の辺りと胸もほとんどありませんが皮膚はピンク色です。脱毛と同時に毛の伸びも止まってしまいました。皮膚は全体的に乾燥気味でポロポロと皮膚が剥ける状態です。皮膚に問題があるのではと思い聞いてみたんですが、皮膚には問題がないとのことでした。日に日に脱毛が進行していています。何かアドバイスがありましたら宜しくお願いします。