井上 平太 先生からの回答
慢性化してしまった皮膚病でかなりお困りのようですね。おつらい事と思います。
治療法をお尋ねいただく前に、病気の種類がはっきりしないといけません。アレルギー性なのか、感染性なのか、内臓疾患の一症状なのか、内分泌疾患(ホルモンの異常など)によるものか、自己免疫性なのか、全身性の疾患の症状なのか等、大きく分けてもかなりの種類がございます。
同じ感染性の中でも細菌感染・白癬菌やマラセチアなどの真菌類の感染、ニキビダニや疥癬などの外部寄生虫によるものなど、全て治療法が異なります。
先ずは動物病院にて診断名をはっきり尋ねることです。診断が付いていないのであれば、鑑別診断するためにいくつかの検査をしていかなくてはなりません。
経過が長いようですから一筋縄では診断は付かないと思います。時間はかかるかもしれませんが、がんばって治療を続けてください。
最後に温泉ですが、寄生虫であれば硫黄の含まれる温泉・細菌感染では酸性の温泉・糜爛には明礬泉などが効くと一般には言われておりますが、症状によっては逆効果になったり痒みや痛みが出たりする事もあるでしょうから、あくまでも動物病院での診療を優先してください。
2006/06/02 14:55 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
皮膚病でもそんなに種類があるとは思いませんでした。
近々、早速、動物病院で検査をしてもらいたいとおもいます。
温泉のこともよくわかりました。
知らずに連れて行ってしまうところでした・・・。
ありがとうございました。
2006/06/09 02:55
伊東 彰仁 先生からの回答
原因がわかっていないのに温泉やらサプリやらでは、あまり期待できそうもありません。
皮膚病は、いつも書いていますが、必ずちゃんとした順序で診断を進めてゆき、病気が何であるか特定することが大事です。
うちにアトピーといわれて転院やセカンドで来られた方の実に2/3は、アトピーではありませんでした。
1:皮膚セロテープ染色
2:抜毛検査
3:皮膚掻爬検査
4:真菌培養(真菌、酵母の同定まで)
5:特異的IgE抗体検出による、アレルギー検査(各項目)
6:血液性化学検査(項目ごと)
7:血液塗抹染色(血球像、百分比)
8:ホルモン検査(各項目)
9:パンチバイオプシー
現在のところ、1~4まではルーチンで行っている検査で、必要に応じて5以降の検査をしています。
しかし、以降の治療や誤診を防ぐためにも、5~7はルーチン化しようと考えています。
写真を見ましたが、もう一度初めに戻って、一つずつ潰してゆく検査が必要です。
2006/06/02 16:45 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
原因を調べなくてはいけませんね!!
動物病院でこの検査をしてもらえばいいんですね。
ちゃんと調べてもらい、マロンにあった治療で早く治してあげたいと思います。
ありがとうございました。
2006/06/09 04:45
皮膚病
こんにちは。
我が家のマロン(チワワ3才メス)はうまれたときから皮膚病をもっています。
1才のときに去勢手術をしてから皮膚病が悪化しました。
毛がベタベタ油っこくなって、すごく臭いがきつくなりました。
どんどん毛が抜けてって、赤い湿疹とフケもでます。
ドックフードも色々と試してはみたけれど、変化はありません。
何回も動物病院に通い、薬とシャンプーを処方してもらい、週に2~3回お風呂に入れても、痒みと臭いはとれません。
どの先生も皮膚病はなかなか治らないと言われますが、悪化する一方です。
とにかく痒がるので一刻も早く痒みをなくしてあげたいです。
皮膚病に良く効く温泉があると聞きましたが、どうなんでしょうか??
とても気になります!!