だいじょうぶ?マイペット

インスリノーマ

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
静岡県 / すっとこどっこいさん (この方の過去の質問 2件)

 
2006/09/15 10:43

8月の末ごろ様子がおかしくなり、病院に行ったところインスリノーマと診断を受けました。飲み薬とブドウ糖をもらってきたのですが、先生は朝、昼、晩くらいでブドウ糖をあげてくださいって言ってたんですけど、実際のところどのくらいの時間をあけて飲ませればいいものなんですか?

膵臓のインスリン分泌細胞の腫瘍性の増殖で、過剰なインスリンが分泌されるために低血糖発作を引き起こします。その症状は次の様なものです。
1倦怠感、あるいは起こしても起きない様な深い眠り。
2ぼんやりしていたり、宙を2から3秒間見つめ続ける。
3自然に回復する後肢の麻痺。
4嘔吐の前兆として口元を前足でかきむしる。流涎も見られる。
5巨脾症:腹腔の左側に巨大な脾臓を触知できる。
6発作的な意識の喪失
7昏睡そして死亡

薬物としてはインスリンと反対の作用を持つ、副腎皮質ホルモンを投与して拮抗させます。フェレットはこの副腎皮質ホルモンの投与によく耐え、あまり副作用を示さない症例が多いです。私の考えでは、ブドウ糖の投与は、吸収後に、血中のブドウ糖量が一時的に上がりますので、これに反応して膵臓はさらに余計にインスリンを分泌して、高くなった血糖を下げようとします。やがてブドウ糖の吸収が終わると、さらにひどい低血糖に移行する可能性があります。むしろ副腎皮質ホルモンの単独投与で、投与量を血糖の推移から加減する方が安定して血糖値をよい高さに維持できるかもしれません。また外科手術で、腫瘍化した小さな腫瘤が摘出できる症例もありますので、考慮する必要が有ります。外科手術では摘出できない顕微鏡的な腫瘤の大きさのものでは、手術が出来ませんが、開腹して、膵臓自体を触診し、また肉眼的に小腫瘤が探し出せたときは、これを全摘出して、完治が可能となります。
お尋ねのブドウ糖の投与間隔と投与量に付いては血糖の推移を時間毎に採血して観察する必要が有ります。既に診察を受けていますので、今後のことは獣医師とよくご相談ください。以上はあくまでも私見です。

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