是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、タロコちゃんの飼主さん。
さて、治療中のフィラリア感染犬を預かった場合の、周囲に対する気配りなのですが、難しい問題ですね。
周囲の方がフィラリアに対しきちんとした知識のある方であれば、「フィラリアの治療中の子を預かるんで気をつけて下さい」と言っても理解もしてくださると思いますし、逆に知識があればきちんと感染予防の薬も今までも飲ませていらっしゃるので、伝える必要もないかなと思うのです。
一方あまりフィラリアについて知識が無い方に保護した犬の状態を伝えると、混乱して、あらぬ心配をされることや、かえって保護した犬に対する風当たりが強くなることも想像されます。
確かに、フィラリア感染している子が近所にいると、治療中であってもその血液中にフィラリア子虫が出現するタイミングはありますので、それらの子虫が蚊の身体の中に入り、感染子虫となるため、感染が広まる可能性はあると思います。そのため「周辺の犬に対するリスク」は高くなるというのは否定出来ないと思います。
ただし、そのリスクの上昇は、今現在予防をしていない動物にとっては、さほど変わるものではないのではないかとも思います。
今まで予防していなければ、すでに感染している可能性は高いですし、逆に予防していない飼主さんは今まで何年も周囲の犬に対する感染のリスクを高めていたと言えます。
フィラリア感染症を予防するというのは、家やお出かけ先の周囲にフィラリア感染犬がいる可能性があるという前提のもとに、病気の予防をするために飼主の皆さんが一所懸命されてきているものです。
ですので、不安を高めてしまう心配があるようであれば、特にご近所に伝える必要も無いかも知れません。
肩身の狭い思いもされなくても大丈夫だとおもいますよ。
また、フィラリア感染している子の飼い方ですが、特に室内、室外にこだわらなくてもいいと思います。ただし、治療方法によっては、蚊に刺される可能性があることはなるべく避ける必要があるケースもあるかもしれませんので、最終的には現在治療を進めている獣医師に相談されるのがいいと思います。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2007/04/05 10:42 参考になった! 0
投稿者 タロコ さん からの返答
お忙しい中ありがとうございます。アドバイスをいただいて、周囲に引け目を感じていたところだったので、ほっとしました。保護団体から引継ぎ後、フィラリアの治療継続先を探していく予定でおり、アドバイスが大変参考になりました。ありがとうございました。
2007/04/12 10:42
伊東 彰仁 先生からの回答
確かに血中にミクロフィラリアを持っているので、この子を刺した蚊が、ミクロフィラリアを体内に入れ、感染仔虫になった以降予防していない犬を刺した場合、フィラリアは感染します。
しかし、予防していない犬も多々いるでしょうし、現に今保護した仔に関しても、そういった犬から感染したものです。
とりわけそこまで気にする必要はないのではないでしょうか?
予防していないこの場合、その子のこととは関係なく、感染のリスクは常にあるはずですから。
2007/04/05 10:45 参考になった! 0
投稿者 タロコ さん からの返答
お忙しい中ありがとうございます。保護後、出来れば幸せに生活してもらいたい気持ちがありどうすればいいのか悩んでおりました。アドバイスをいただき、ほっとしました。
自分にできる予防・治療をまずは継続していきたいと思っています。ありがとうございました
2007/04/12 10:45
フィラリアについて
はじめまして。このたび、保護した犬をうちで預かることになりました。
預かる犬は、フィラリア(+)で現在投薬中です。我が家にはもう一匹おりますが、自分の犬は、定期的にフィラリアの予防薬も飲んでおり、同居しても予防できると思います。
しかし、近隣に飼っている犬に対しては、わが家の犬ではないので予防薬を飲ましているのか分かりません。
蚊を媒介するとはききますが、周辺の犬のフィラリアにかかるリスクも高くなるのでしょうか?近所にフィラリアのことを伝えて変におびえさせてもいけないと思い、迷っています。
また、フィラリアにすでにかかっている子の場合、室内などで飼っておくほうがよいのでしょうか?
アドバイスお願いします