だいじょうぶ?マイペット

???

質問カテゴリ:
食欲の異常

対象ペット:
/ ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
--- / 非公開中の会員 (この方の過去の質問 1件)

 
2007/04/18 07:43

はじめまして。
愛犬を何とか助けたいのです。
是非先生方のお力をお貸しください。


・<1年前>
慢性腎不全と診断(CRE:1.4,BUN:80)
処方食切り替え・ネフガード・皮下点滴(生食、自宅にて)

・<2週間前から>
食事に時間がかかるようになる。いつもよりはおとなしいくらい。

・<9日前>
月曜日の朝晩・火曜日の朝と食事を1/3程しか食べず。
すぐに病院へ連れて行き、そのまま入院。(CRE:2.6,BUN:140over,WBC:7000)

・<8日前/昼>
退院(CRE:3.5,BUN:140over,WBC:12000,RBC:400)
(退院時の説明:食事もよく食べ、院内を歩き回るなど元気)
自宅にて、あまり元気の無い様子。
この日の夜から食事を一切食べず。
夜中に何度も嗚咽(何も吐きはしない)。

・<1週間前>
病院へ行き、昨日の症状を説明。
「そんな事は考えられない」と言われたが、病院で様子を見てもらう為に半日預かってもらう。院内でも何度か嗚咽した様子。
処置はなし。
帰宅後、やはり何も食べず。元気がなく辛そうな様子。
夜中から下痢が始まる。嗚咽あり。

・<6日前>
病院へ行き人間の物も食べず嗚咽、下痢も始まったと伝え、原因を聞く。
(説明:原因はわかない。しかしとにかく食べないのは良くない。)
(提案された治療:首から胃にカテーテルをし強制給餌。EPO注射。輸血。)
「それは一時の延命治療ですか?」との質問に「YES」。
「一時の延命治療であるなら安楽死を」と意向を伝える。
処置はなし。
相変わらず嗚咽・下痢。息も辛そう。

・<5日前>
病院へ行き、延命治療はしない事・最悪の状態まできたら安楽死を希望する事をもう一度伝える。
ただ、今の状態がもう少し緩和してあげられる治療はお願いする。
(指示:人間の食べ物でもいいから与えるように。ケンタッキーなんかいいんじゃないか。)
(治療:ステロイド静脈注射)
(処方:吐き気止め)
自宅に戻り、吐き気止めを飲ませる。
嗚咽しなくなる。
ケンタッキーを与えたら、少々食べた。
相変わらず下痢。
どんどん元気がなくなり息使いも荒くなっている。辛そう。
まだ排泄(下痢は除く)は指定場所でできるし、歩いている。

・<4日前>
昨日のケンタッキーからまた一切食べなくなる。
病院へ。再三言っている下痢の症状に対し、原因がわからないとばかり言っている。
何とかならないのかと質問。
(治療:ステロイド静脈注射)
(処方:下痢止め)
帰宅後、下痢止めを飲ます。
しかし夜中も下痢。
あまりの息の荒さに呼吸の異常を感じ、不信に思い他病院に電話で相談。
慢性腎不全以外の疾患の可能性を指摘され明日来るようにと言われる。

・<3日前/午前>
明け方に下痢止まる。
病院へ。
(治療:全3回予定の3回目のステロイド静脈注射)

<午後>
S(second opinion)病院へ初診で行く。
(診察:血液検査・胸部X線検査・造影胸部X線検査・尿検査)
.
.
(血液検査結果:CRE:5.1,BUN:140over,WBC:32800,RBC:310,Hb:8.1,ALB:2.0)
(尿検査結果:SG:1.012,PRO:+3)
(X線像所見:巨大食道症、右肺前葉部位に真っ白な浸潤陰影)
(診断結果:1腎不全ではあるが安楽死させる程ではない。2今回・1年前に前病院で撮影されたX線像に巨大食道症が確認。3誤嚥性肺炎。4胃炎)
(治療:皮下点滴、スクラルファート・メトクロプラミド・抗生剤の静脈点滴)
(指示:ポンプによる給餌、スクラルファート・抗生剤の服用、明日からは自宅での皮下点滴は行わないで来院)

帰宅後、ポンプから給餌を行うと、愛犬自らポンプの先を舐める。
呼吸は更に悪化(特に夜中)。
座位の状態が多くあまり伏せない。

・<前々日>
S病院へ。
(CRE:5.0,BUN:140over,WBC:28500,RBC:305,Hb:7.9,PLC:56.2)
(SG:1.066,PRO:+2,BIL:+2)
(診断・治療変わらず。X線像では更に白が濃くなり広がりつつある)
(指示:高酸素濃度BOXの用意)
呼吸はどんどんひどくなり、咳を伴う。
ほとんど歩けない状態で、排泄も失敗が多い。
涙・ヨダレもすごい。
ほぼ座位体勢。
一度夜中に白い泡状の物を少量吐き、下痢もする。


*S病院転院までは毎日自宅で皮下点滴
*載せていない他の検査結果の数値は正常
*発熱は無し
*体重はこの10日間で4.2kgから3.8kgに減少


長々となってしまいましたが、これが愛犬の経過です。
とても良くない状態ですし、とにかく今は肺炎治療をと思っています。
しかし、他にも疾患があるので、そちらもおろそかにはしたくない。
少しでもできる事をと思い勉強しているのですが、わからない・納得できない部分があるので、是非教えてください。
お願いします。

1:10日程前から容態が急に悪化してきたのですが、元は腎不全からなのでしょうか、それともこの時点で肺炎の可能性はあるのですか?

それに9日前から7日前までの2日間でCRE:2.6から3.5、更に3日前までに5.1という悪化の仕方は普通にありえるのですか?
何かの原因でこの様に急速に腎機能が悪化したと考えられますか?


2:巨大食道症にメトクロプラミドは使用NGという事を聞いたのですが、今の先生はOKだとおっしゃいます。
どちらが良いのでしょうか?


3:巨大食道症について調べたのですが、確かに愛犬は食事中たまに喉にでもつまったのごとくゲホゲホする事が数年前からありました。
しかし一度も吐出した事は無いんです。
しかし、造影像では食道はとても拡張しています。
吐出しないなんてありえるんですか?
それともまた違う疾患なのでしょうか?


4:S病院でこれくらいのRBCならまだEPO注射の必要はないとおっしゃっているのですが、栄養不足ですし腎不全のことがあるので不安です。
どうでしょうか?

こんにちは、アゲハさん。

キャディちゃん、苦しそうで、見ているアゲハさんもおつらいこととお察しします。
いくつか不明な点、文章からだけでは判断出来ない点もあるのですが、出来るだけ回答させていただきます。

1.まず、今回の病気ですが、腎不全から多臓器不全になってしまったのだと思います。当初の退院時のクレアチニンや、BUNの結果を見ても、まだまだ慎重に腎不全に対して対処すべきだったというのがわかります。肺炎は、おそらく当初は発症していなかったと思われます。ただ、全身状態が悪くなっていく過程で肺炎を起こしてしまったのでしょうね。また、クレアチニン濃度の急激な上昇は、重篤な腎不全が一気に進んでしまったことを現しています。腎不全が進んで血中クレアチニンの排泄がうまくいかなくなると、このように急激な上昇が見られます。何らかの原因で腎臓のほとんどがうまく機能しなくなったのでしょうが、その原因というのは、ここではわかりません。ごめんなさいね。

2.造影剤を用いてのレントゲン撮影後、造影剤の排出をうながすためにメトクロプラミドを一時的に用いることがあります。巨大食道症の場合だから、メトクロプラミドの使用を控えなくてはいけないというのは、神経異常から来る巨大食道症においての薬の作用経路から、巨大食道症の症状を悪化させる懸念がある場合だったと思いますが、今回のように一時的な使用であれば、使用しても大丈夫だと思います。

3.巨大食道症の症状がまさにそれです。巨大食道症といっても、様々なタイプの病気をまとめて言っているだけで、その由来によって嘔吐を伴わない場合もあります。通常、拡張している食道が確認された時点で巨大食道症と診断されます。

4.腎不全が起きると、それに伴い造血システムにも異常をきたすため、たびたび貧血の問題が出てきます。それらを解決するためのエリスロポエチン製剤の投与ですが、ショック症状等も起こす可能性もありますので、今回のように多臓器不全の子に使うのは不安です。わたしが主治医だったとしても、現段階でのESPO投与は見合わせることと思います。

まずは、腹膜透析を含めた腎機能の補完と全身状態の改善を目指した点滴、および高濃度酸素の投与といった集中的な治療が望まれますが、なによりキャディちゃんの全身状態をご存知の先生が全力を尽くしてくださると思いますので、治療はお任せして、アゲハさんは少しでもキャディちゃんの回復力を信じて励ましてあげてくださいね。

キャディちゃんの一日も早い回復をお祈りいたします。
どうぞお大事になさってください

追記(4/21)

追加の質問をいただいていたこと、気付かず回答が遅れてごめんなさい。どうしてもお礼のコメント欄でのご質問は、われわれ回答者にもコメントがついたことがわからないため気付くのが遅れまして見落としがちです。ご了承下さい。
腎不全の急激な悪化の原因ですが、一般的にはストレスや、食事、薬剤などが挙げられますし、特に原因が不明の場合もおおくあります。慢性腎不全の進行がすすんで、ある時突然それらの症状が出てくるということもあります。ネフガードや、点滴などにより腎臓の働きを助けてあげていても、残念ながら腎臓というのは一回悪くなった場所は元に戻りませんので、すこしずつ病気というのは進行していきます。
また、食道拡張症の症状として吐出は必須ではなく、特に筋肉の障害由来のものは、吐出しないケースが多くあります。それらの食物は少しずつ胃に送られていきますので、特に飼主さんが気付かれない事も多くあります。

以上、追加のコメントをさせていただきました。参考になれば幸いです。

投稿者 さん からの返答

ありがとうございました。
先生のような獣医師さんがもっと増えれば飼い主も安心できますね。
でも飼い主も我が子を獣医師さんにまかせっきりではなく自身で守らねば!!
本当にありがとうございました。

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