井上 平太 先生からの回答
この病気は他の自己免疫性疾患とは多少転帰が異なります。数週間の治療で完治する場合や、数ヶ月の副腎皮質ホルモンンによる治療でずっと維持していたかと思うと突然投薬が必要なくなったり、生涯投薬が必要な場合もございます。発症・治癒・再発を繰り返す子もおります。
副腎皮質ホルモンによる治療に反応が悪い場合に、脾臓摘出を行うと症状が治まる場合がございます。
飼い主の方が仰るとおり貧血の進行が止められず、延命が出来るのみの場合も確かにございますが、もっと希望を持って治療に取り組むべき疾患です。
明るい未来を信じて治療に励みましょう。
2007/06/14 02:02 参考になった! 0
投稿者 ちゃこちゃん さん からの返答
井上先生、早速わかりやすい丁寧なお返事ありがとうございます。昨日病院に再来して検査した結果、ステロイドが効いているようで赤血球24%と上昇していました。
しかし副作用で肝機能がかなり悪化しており今回から肝臓のお薬も追加になりました。
少しですが光が見えてきた感じです。
焦らず信じて、愛犬と一緒にがんばっていこうとおもいます。
先生本当にありがとうございました。
また機会がありましたら相談させてください。
2007/06/21 02:02
免疫介在性溶血性貧血について教えてください。
初めて投稿させていただきます。
6月9日に、急に溶血性貧血を発症しました。酸素吸入および輸血・ステロイドの点滴を受けるために6日間入院をしました。赤血球は入院時15%→入院中24%→退院時22%でした。
この病気に関するQ&Aを拝見する限りでは、救命率が低いとのことですが、治癒または軽快した例をご存知な先生はいらっしゃいますでしょうか?
担当医は”ダメなときははっきり言います”とおっしゃり、投薬治療を現在しております。
延命的なものなのか、可能性はあるのかをはっきりとは言っていただけませんが、やはり覚悟だけはしておきたいと思っています。
漠然とした勝手な質問かもしれませんが、もしよかったらご教示ください。
よろしくお願いします。