是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、風俊くんの飼主さん
質問を読んだ様子ですと、5月に摘出した腫瘍の検査は行われなかったのでしょうか?出来た腫瘍が可移植性性器肉腫なのか、扁平上皮癌か、それとも他の腫瘍なのかによっても治療の方針が変わってきます。
通常の腫瘍であれば、良性悪性を問わず、外科的切除が一番の方法になりますが、たとえば可移植性性器肉腫であれば、切除はせずビンクリスチンという薬を用いた化学療法で治療することになります。
可移植性性器肉腫は針を刺しての生検や腫瘍表面の剥離細胞の検査でも確定診断が出来ますので、まずはそちらの検査をしてから、可移植性性器肉腫でなければ、手術を考えてはいかがでしょうか?
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2010/10/16 17:08 参考になった! 0
投稿者 風俊 さん からの返答
こんばんは 是松先生
たいへんわかりやすい御回答を早々に頂きありがとうございました。残念ながら5月の手術の際の腫瘍の検査はしておらず、腫瘍の種類は判りませんが、掛かり付けの医院では手術以外治療法が無いと言われていましたが針を刺しての検査が可能で、腫瘍の種類によっては治療法の選択肢がある事がわかりましたので他の病院をあたってみようと思います。大変適切なアドバイスで少し気持ちが楽になりました。
2010/10/23 05:08
腫瘍について
はじめて御質問いたします。今年5月末に飼い犬のほうひの内側に出来たパチンコ玉ぐらいの腫瘍摘出外科手術をいたしましたが、まったく同じ個所にまた腫瘍が発見されました。掛かり付けの病院で再度、摘出外科手術を勧められましたが、前回の手術からわずか5か月しかたっておらず、麻酔などのリスクを考えると外科手術以外に治療法がないものかと悩んでおります。腫瘍のできている個所がデリケートな部分であり、今後排尿などに影響があることも心配なため、最適な治療法を教えていただけたらと思いますので宜しくお願い致します。