だいじょうぶ?マイペット

血小板減少症について

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
香川県 / クレアさん

 
2011/02/20 21:42

はじめまして。アドバイスを頂きたく質問させて頂きました。
2歳のミニチュアダックスが血小板減少症になりました。

今年の正月明け(2011年1月)にモモのお腹に紫斑を見つけ病院にかけつけ血液検査をして頂いたところ血小板の値がかなり低く血小板減少症と診断されました。また正式病名は「免疫介在溶血性貧血」だそうです。他の赤血球などの値は正常値で血小板だけが減少しています。

今はステロイドと免疫抑制剤をもらい1週間に1度血液検査をしています。

薬の量と血液検査結果は以下の通りです。
ステロイドの薬名はプレドニゾロン、免疫抑制剤の薬名はアザニンだそうです。

1月4日
血小板5万
ステロイド20グラムと免疫抑制剤20グラムを処方

1月8日
血小板49万
ステロイド10グラムと免疫抑制剤10グラム処方(薬が半分に)

1月15日
血小板2万
ステロイド20グラムと免疫抑制剤20グラム処方(薬が元の量に)

1月22日
血小板20万
ステロイド15グラムと免疫抑制剤15グラム

1月29日
血小板31万
ステロイド15グラムと免疫抑制剤15グラム(現状維持で様子を見る)

2月4日
血小板3万
ステロイド20グラムと免疫抑制剤20グラム(一気に血小板が減ったので薬を最初の量に戻す)


2月12日
血小板5万
ステロイド20グラムと免疫抑制剤20グラムと新しい免疫抑制剤追加


2月19日
血小板5万
またこの日は赤血球の値も減少していました。
先週と一緒のステロイド20グラムと免疫抑制剤20グラムと新しい免疫抑制剤で1週間様子をみて血小板の値が増加していないようだと抗がん剤の注射をうつとのことでした。


このように薬に対する反応が2月から弱くなってきている気がします。
なかなか正常値の20万~50万に落ち着きません。

以上の件につきまして、ご質問をさせて頂きたく存じ上げます。

【質問させて頂きたいこと】

①こんなにも薬の反応が悪くなるのには何か原因があるのでしょうか。
また今回、赤血球が減少していたのは、免疫抑制剤の副作用でしょうか。

②血小板減少症、正式病名「免疫介在溶血性貧血」と初診時に説明を頂きましたが、、2/19までは血小板だけが減少しており、赤血球の減少なありませんでした。その場合でも、血小板減少症=免疫介在溶血性貧血という病名でしょうか。

③抗がん剤の注射でなく薬の投与での治療を続ける方法なないのでしょうか。抗がん剤と聞くとモモの体力面的にも不安です。

④この病気になり副作用で多飲多尿になっていますが水の量を制限したほうがいいでしょうか。また運動はさせないほうがいいでしょうか。

宜しくお願い致します。

こんにちは。心配ですね。

まずはっきりさせなければならないのは、免疫介在性溶血性貧血と免疫介在性血小板減少症があるということです。これはその名の通り、免疫介在性に貧血が起こるか、血小板減少症が起こるかの違いです。貧血は程度により即命に関わりますが、血小板減少症は出血しやすくなるものの手術や事故がなければ"即"命に関わることはありません。しかし原因が免疫介在性であればきちんとした治療をしないと命に関わる問題が生じます。
また、エバンス症候群という、免疫介在性に貧血と血小板減少症が同時に起こる病気もあります。

ですから、今回の場合はまず血小板減少症が問題なのか、貧血が問題なのか、それに加えて免疫介在性なのかが問題になります。
それを踏まえた上でご質問にお答えします。

①こんなにも薬の反応が悪くなるのには何か原因があるのでしょうか。また今回、赤血球が減少していたのは、免疫抑制剤の副作用でしょうか。

そもそも免疫介在性であれば、薬でなかなかコントロール出来ないこともあります。また、免疫介在性溶血性貧血や血小板減少症の原因にその他の疾患が隠れている場合もあります。例えば悪性腫瘍や妊娠など色々なことが原因になり得ます。
貧血は、免疫介在性に起こってきている可能性もあります。血小板が減ったことでどこか見えないところに出血している可能性もあります。場合によっては投与している薬の影響もあります。これは血小板の数値だけでは判断出来ません。

②血小板減少症、正式病名「免疫介在溶血性貧血」と初診時に説明を頂きましたが、、2/19までは血小板だけが減少しており、赤血球の減少なありませんでした。その場合でも、血小板減少症=免疫介在溶血性貧血という病名でしょうか。

これは先に述べた通りです。

③抗がん剤の注射でなく薬の投与での治療を続ける方法なないのでしょうか。抗がん剤と聞くとモモの体力面的にも不安です。

抗がん剤にもいろいろな種類のものがあります。免疫介在性疾患の場合に使われる薬もあるため「抗がん剤だから」という理由で恐れる必要はありません。現在投与している薬も、説明を受けていると思いますがそれなりの副作用のある薬ですし、そもそも免疫介在性疾患であれば、抗がん剤を使ってでも治療しないと命に関わる場合が多く、薬のリスクがあっても使わざるを得ないことも多いものです。

④この病気になり副作用で多飲多尿になっていますが水の量を制限したほうがいいでしょうか。また運動はさせないほうがいいでしょうか。

多飲多尿は薬の影響です。水は制限せず飲みたいだけ飲ませなければなりません。運動は血小板減少症では怪我などからの出血のリスクがありますし、貧血は程度によって運動不耐性になります。主治医の許可があればある程度はいいかも知れません。


早く体調が良くなることを願っています。

投稿者 クレア さん からの返答

丁寧にご説明してくださり、有難うございます。とても勉強になりました。実は、2日前にモモは天国へと旅立ちました。
2年という短い命でしたが、よく頑張ってくれたと思います。

本当にありがとうございました。

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