今瀬 覚 先生からの回答
こんにちは
残念ながら、筋無力症に関しては、非常にまれな疾患で治療法も確立されたものは無いように考えます。今回のケースですと、2次的な食道拡張症からの診断では無いかと思いますが、いかがでしょうか?
もしそうであるならば、高齢の場合の食道拡張症は、甲状腺機能低下症に伴うケースも多い為、甲状腺ホルモンのチェックは、した方が良いと思います。ただし、原因がなんであれ食道の拡張が進行した場合は、予後不良となります。
その他の治療としては、プリンぺラン・ガスモチン等が考えられます。
申し訳ありませんが、涙の症状に関しては、薬との因果関係は解りません。
2011/03/01 10:21 参考になった! 0
投稿者 大崎 佳代子 さん からの返答
今瀬先生、丁寧なご回答ありがとうございました。甲状腺ホルモンのチェックは、今後やってもらおうと思います。
なお、2月28日に受診して、テンシロンテストが陽性でした。ワゴスチグミン→メスチノンに変更、プリンペランを追加、肺炎らしき影もあったので抗生剤を追加処方してもらったところ、本日(3月1日)は目もぱっちり開き涙は消失、あれほど吐いていた症状がなくなりました。なぜかはわかりませんが、本人が楽そうなのでほっとしています。一進一退ですし、治らない病気ということも覚悟していますが、1日1日を大切に過ごしていこうと思います。
2011/03/08 10:21
重症筋無力症の「吐出」と内服薬について
2月12日頃から、胃液(透明・白~灰色)を1日に10回以上吐くようになり、2月13日から受診をしています。2月15日に、バリウムを飲ませてレントゲンを撮ったところ、重症筋無力症の疑いが高いということでした。2月17日頃から、歩いているとじきに座り込んでしまったり、歩行自体よろけるといった症状が出てきました。2月18日に初めて、ワゴスチグミンの筋肉注射をしてもらったところ、四肢の動きは劇的によくなり(数時間ですが)、2月21日からワゴスチグミンの内服(1日3回)に変更しました。疲れやすさは見られますが、徐々に歩行の状態はよくなってきました。食事を1日3回(徐々に量を増やして、今は1回150gの療養食の缶詰を50ccの水で溶いて流動食としています)、立ったまま食べさせ、その後15分は立たせた状態にしておくことで、吐出もなくなりました。しかし、2月26日の朝から、再度吐出が始まってしまいました。吐く物は、胃液だったり、その中に少量の食物が含まれていることもあります。食後1時間~3時間後と、時間はまちまちです。これは、様子を見るしかないのでしょうか。また、ワゴスチグミンを投与してから、ぽたりと落ちるほどの涙をためていることが多くなりました。これは薬の副作用なのでしょうか。現在飲んでいるのは、ワゴスチグミンとガスターです。よろしくお願いします。