樋口 高裕 先生からの回答
pigletgogoさんへ
大変な目にあいましたね。
1、まず、胃捻転の手術で、その費用は、日本でもかなり高いです。普通、胃捻転でも、胃への送管で、内容物(ガスや未消化物)が排出されれば、胃が縮んで、捻転が解除することが多いものです。まずは、そのような処置はなされたのでしょうか?その処置でもだめなときに、手術に踏み切ります。
胃捻転の多くは、一時にたくさんの食餌をさせて、その後運動したりすると起こりやすいので、そのような習慣を改善させることが大切です。
2、肉と鱒にアレルギーなのに、いくら術後とはいっても、アレルギーを起こしかねない食餌を処方したのは、ナンセンスです。術後でも普段の食餌で問題ありません。
3、写真からではなんともいえませんが、蕁麻疹の掻き壊し、いぼ、腫瘍などが疑われます。
腫瘍の可能性を考えれば、胃の術後の経過も鑑みながら、摘出して、病理鑑定をする必要があると思います。
ワンちゃんの場合、厄介なのは、「肥満細胞腫」で、この場合、一部摘出や針バイオプシーでは、触ったことで、さらに進行が亢進するので、大きくのりしろを踏まえて、全摘出することが大事なのです。「肥満細胞腫」は、皮膚病変やかさぶたなども伴うので、私見としては、非常に似ているように見えます。
摘出後は、化学療法(抗がん剤)も必要ですので、厄介な腫瘍です。
どうか、適切な処置をしてくれる獣医師を探して、早期に対処してほしいものです。くれぐれもお大事にしてください。
2012/04/21 19:51 参考になった! 0
投稿者 pigletgogo さん からの返答
樋口先生
回答有り難うございました。
兎に角レントゲンの影が黒いのがガスです。もう満杯ですと言われ、来院前に一度吐いた事を伝えても、このガスの状態では戻ったとは考えにくい、早くしないと壊死してしまうと言われ、胃へ送管棟の処置はありませんでした。もう少し私に知識があればと悔やまれてなりません。
今日ココは腫瘍を切除することになりました、先生は肥満細胞腫とは思われにくいが、切除した後にラボにだすかどうか考えましょうと言われました。
ご丁寧な回答本当に有り難うございました。
2012/04/28 07:51
陥没したできもの
はじめまして、PCでココの症状を検索しているとこのサイトを見つけて、藁をもすがる気持ちで質問させていただきます。
フラットコーテットリトリバー、メス8歳です。
3週間前に胃捻転と診断され手術をしました。
その際に、時間との戦いで、手術をしないと99.9死んでしまうと言われました。以前からこの病気は知っていたので、手術を依頼したところ、手術前に全額払わないと出来ないと言われ、費用は日本円で約46万円でした。
(シンガポールの平均月収は11万円。)この値段は信じられないと伝えましたが、この犬が死ぬかどうかは貴方次第だと言われ、セカンドオピニオンを聞く時間もなく承諾しました。
ココはアレルギー犬で日本にいる時に血液検査をしたところ、全てに肉とマスに反応が出てしまい、ベジタリアンです。
ドクターズケアアミノプロテクトケアを食べていましたが、今はキャベツ、人参、トマト、ブロッコリー、赤米を炊いたものに、おからや豆腐、等を混ぜたものを与えています。
なのにヒルズダイエットID渡されました。
ココはアレルギー犬で肉は無理ですと伝えても、術後は回復が一番タンパク質を与えなければ行けないと言われ、かゆいのは仕様がないと強要されました。翌日全身にジンマシンがでてすぐ病院に連れて行きましたが、謝る事もなく担当医は出てきませんでした。
ココの症状は、2日前に肩に5ミリぐらいのできものを見つけ、その中心はどす黒いかさぶたの様なものができていました。
虫にかまれたのかと思い、シャンプーして清潔にしていようと様子を見たところ、二日後さらに大きくなり約1センチ強、その周りの毛は無くなっています。
この様な事があったので、今回は違う病院に行きました。悪性ではないと塗り薬をもらいましたが、診察だけで何の処理もなく、大きくなっているので心配なのです。
ココの様子は普段と変わりはありません。食欲はありますし、肩を噛んだりはしていません。
写真をとっているのでそちらでセカンドオピニオンとして診てはいただけないでしょうか?