今本 成樹 先生からの回答
今本です。
抗がん剤については、がんに対して攻撃するために使います。
がんが原因であると判断されたら、主治医さんは、それを攻撃しないと、今の状態は改善しないと判断されたのでしょう。ロムスチンが不安なら、ほかの抗癌剤を選ぶという選択もありますが、その際にはまた異なる副作用のリスクもあります。毒をもって毒を制すとういう感じの治療ですので、毎回それなりのリスクはあります。しかし、それ以上の効果を望むので、多くの先生が抗癌剤をお使いになるのですよ。
もし、そのような不安と、家庭での看病というご希望についても、主治医の先生にお伝えしてはいかがでしょうか?
治療の全てが最先端である必要はないと思います。
いい最期を迎えさせるのも、医療の役目だと思います。緩和療法も選択肢かもしれませんね。
おだいじに・・・。
2012/06/04 10:13 参考になった! 0
投稿者 さくらまま さん からの返答
今本先生
早速ご回答ありがとうございました。
主治医と相談してきました。
今日は血小板の値など、血液検査の値がかなりよくなっていたこと。
リンパの腫れがないこと。
全身状態が上向きであること。
以上のことから、あと1週間ステロイドでの治療をして、全身状態がよくなってから抗がん剤を使おう、ということになりました。
ロムスチンの副作用は怖いけれど、もう少し元気が出てきたら、やってみようと思います。でももし体調が万全にならなければ、緩和療法のことも話し合っていきたいと思います。
お忙しいところありがとうございました。
2012/06/11 10:13
抗がん剤の投与につきまして
昨年10月チワワ(メス6歳)が多中心性悪性リンパ腫との診断を受け、抗がん剤治療を続けてきました。一度は寛解状態になりましたが、再発し、レスキュー療法でロムスチンを選択し2度投与しました。結果効果はかなりあって、リンパの腫れはすべてひいてきました。
副作用だと思われますが、1回目、2週目から食欲不振と下痢が2~3日続きましたが収まりました。
2回目も2週目から同じ状態がでて、今度はなかなか収まらず、呼吸もあらくなって、レントゲンでは肺に影がでたり、皮膚には内出血の赤い斑点がでたり、貧血状態になり、命の心配をしました。
主治医からはDICを発症したと言われ、輸血を行ったり、点滴を毎日したりと治療していただいた結果、だいぶん元気をとりもどしました。
ところが輸血から3日でまた貧血がすすみだし、血小板の値がぎりぎりまで下がってきました。主治医からはリンパ腫が原因のDICと思われるので、抗がん剤の使用をすすめられています。
私としては全身状態があまり良くない時にロムスチンを使えば、あっという間に亡くなってしまいそうで怖いのです。
この状態で第一選択は抗がん剤なのか、また延命治療でステロイドなのか、悩んでいます。
愛犬は小さい体で半年以上がんばってくれました。痛みや苦しみの少ない最期を自宅で迎えさせてやりたいと思っています。
飼い主である自分が決めることであることはわかっておりますが、何かアドバイスいただければうれしく思います。