杉浦岳 先生からの回答
はじめまして。
ALPとTCHOが上昇することはいろいろな場面で考えられます。
クッシング症候群は様々な症状を引き起こす病気で、その中にはALPとTCHOの上昇が含まれます。しかしALPとTCHOの上昇がすべてクッシング症候群を示すわけではありません。
結局クッシング症候群というのはALPやTCHOの上昇を含むいろいろな症状(質問者様が書かれている多飲多尿や脱毛も含む)から「調べる必要がある」と判断されたらホルモン量を測定するような検査をするもので、ALPとTCHOの上昇があるから検査をする・・・というものではないということです(ややこしくてすみません)。
かかりつけの先生がその結果を見ても特別そこまで話をしなかったのであれば、それは疑って検査をする必要性を感じていなかったためと考えられます。しかし別の病院の先生が「検査が必要」と判断したのは、例えば体調を崩した原因がもしかしたらクッシング症候群と関係しているかもと疑うような症状だったのかもしれません。
ですから、例えばかかりつけの先生に今回の体調を崩したお話をして、その病院でクッシングの検査について話が出たことなどもそのまま伝えた上で、やったほうがいいかどうか、必要なのかどうかの相談をされるのが一番いいと思います。
もしくは、「クッシングの検査をした方がいい」と話された先生に「なぜ検査をした方がいいのか」を具体的に聞いてみてもいいでしょう。
ALPとTCHOが上昇するたくさんの病気の一つにクッシング症候群が含まれているということになります。同じような検査数値が出た時に、そこからクッシング症候群の検査に進むかどうかはその子その子で違うということです。
納得の行く答えが出ることを願ってます。
2014/12/09 15:50 参考になった! 0
ALPとTCHOの上昇について
GPT 28
ALP 272
TCHO 386
TG 59
GLU 110
ドックフードは脂肪6%のフードを与えておりました。
ALPとTCHOが少し高いため、かかりつけの獣医師からは脂肪をおさえたフードに変更するように指示がありました。
先日、犬が体調をこわし、かかりつけの動物病気が休みだったため、別の動物病院に病歴や血液検査の結果を持って受診したところ、今回体調をこわしたことは問題ないとのことでしたが、かかりつけの動物病院の血液検査の結果をみて、クッシング症の疑いがあるので検査をしたほうがいいと言われました。(この日は血液検査をしておりません)
1日の水分量は200~250mリットル
多飲多尿や脱毛やお腹が膨れるといったことはありません。
クッシング症の検査をしたほうがいいでしょうか?
またALPとTCHOだけが上がる病気は他にあるのでしょうか?
脂肪を下げた食事に切り替えてもいいのでしょうか?
お忙しい所恐れ入りますがご回答よろしくお願いいたします。