だいじょうぶ?マイペット

結石除去手術後、時々苦しそうに呼吸していたらどうしますか?

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ ペキニーズ / 男の子 / 11歳 3ヵ月

質問者:
大阪府 / まりもさん

 
2020/10/26 02:13

ペキニーズ♂ 11歳
不整脈。てんかん発作あり。心臓発作も2回ほど過去にありましたが、
てんかんも心臓発作も薬が効いて再発無し。心音に雑音無し。
肝臓の数値が高いので週1で注射を打ちに通っていました。

シュウ酸カルシウムが詰まって尿道結石除去手術を受け、5日間入院。
入院中は毎日肝臓の注射を1本打っていましたが、てんかんと心臓の薬は飲ませていないとのこと。

入院中、一日中ではないが、時々ハアハア言って苦しそうに呼吸をしていたら、そのことに対して何か対処されますか?
それとも対処(薬を増やす等)すると体への負担がより増えるので何もせず様子を見ますか?
ハアハア言って苦しそうなのは、多分手術や、その後の点滴投薬などで体?心臓?に負担が掛かっていたせいだと思われます。

獣医師の栗尾と申します。
一般的に手術と行うと、痛みが多少でますので、呼吸は荒くなる傾向にあります。
どれだけ健康的な犬でもハアハアすることはあります。ですので呼吸が荒いというだけでは早急な対応は不要です。
また心雑音が無いということなので、必ずしも投薬が必要な状況だとは思えません。
心臓の悪化の程度に応じて、心臓のケアを行いますが、薬が必要でないことも多々あります。
てんかんについては直近1か月で発作がなければ投薬が不要と判断しても問題ありません。

結論を申し上げますと、食欲があり、尿が出ていれば、様子を見るでおそらく問題ありません。
本人の状態をみないとはっきりとは申し上げづらいですが、そのように思えます。

どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 まりも さん からの返答

御回答ありがとうございます。健康な犬でもハアハア言うことがあると知って勉強になりました。
もし、入院4,5日目にハアハア苦しそうな状態の時間が長くなったり食欲がなかったら、何か対処されますか?尿は出ていました。
退院時に先生からs/d療法食を与えたけど、ふやかしても何しても食べなかったと言われました。
入院中s/d以外の食べ物を与えても食べなかった場合、も様子見になりますか?
重ねて質問してしまい申し訳ありませんがよろしくお願い致します。

再び 栗尾雄三 先生 からの回答

呼吸が苦しそうな状況が続けば、まずはその原因を探る必要があります。
手術による痛みなどであれば痛みの緩和(注射など)を検討します。
肺炎などになっていれば抗菌薬の投与などを行います。
尿道の手術ということでしたので、食欲が無くなるというのは一般的ではありません。
手術後の痛みも2、3日でおおよそおさまります。
なので最悪、腎臓が悪くなったりしていないかについても注意が必要です。
退院後に食べるようになれば問題ないのですが、退院後も食欲がなければトラブルが起こっている可能性が高いです。
※食欲がなければ基本的に飲み薬はNGです。なので、てんかんや心臓のケアは難しいと思われます。

投稿者 まりも さん からの返答

御多忙な中、御回答頂き有難うございました。

尿道と膀胱も手術しています。
退院後もずっとハァハァと苦しそうでした。
食欲も無く。
私は素人なので痛くて食欲が無いのだと思ってました。
実は退院した次の日にチアノーゼを起こして亡くなっています。
退院日も呼吸がおかしかったら医師は原因を調べるのが一般的ですか?
それとも様子見のまま退院させて今回の様に急変することがあるのでしょうか?
どうしても知りたいので、御意見お願い致します。

再び 栗尾雄三 先生 からの回答

呼吸がおかしかったら原因を調べるかどうかは悩むところですが、(手術後に呼吸がおかしいというのは起こり得る症状であり、明らかな異常ではないので)
呼吸状態が悪く、食欲がなければ退院は難しいと判断するのが一般的ではないかと思います。
退院というのはあくまで自宅での管理ができる、良い状態でのお返しが原則ではないでしょうか。
(手の施しようがない末期がんなど、例外はありますが)

少なくとも腎機能の確認はするべきだと思います。
万が一、手術後に腎機能が低下していれば、命にかかわることは明白なので。

チアノーゼという表現をうけると肺水腫などを引き起こしていた可能性もあります。
肺水腫についてはレントゲンをとれば容易に確認ができ、うまくやれば回復も見込める疾患です。

状況がどうだったのかにはよりますが、
血液検査による腎機能のチェック・レントゲンによる肺水腫の有無のチェック
これは、とるべき行動だったのかもしれません。

どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 まりも さん からの返答

御回答ありがとうございました。
肺水腫、腎機能のチェックをしたのかどうか、今度聞きに行きたいと思います。
ずっと疑問だったので、知ることができて良かったです。
何度もお時間頂きありがとうございました。

再び 栗尾雄三 先生 からの回答

そうですね。聞きにいくのもありかもしれません。

しかし、おそらくこの話の流れだと、術後のそうした検査はされていないと思われます。
検査をしていなかったときに、どう対応するかは考えておいた方がよさそうです。
(退院日またはその前日の検査結果があれば問題はありません)

手術後に腎機能が著しく損なわれていた可能性は否定できません。(尿が出ていても腎機能が低下している可能性はあります)
また、肺水腫に陥っていた可能性もあります。

何より一般的に膀胱や尿道の手術で命にかかわることはあまりありません。
どこかでトラブルが起きていた可能性が高く、それを見過ごしていた場合、病院の対応としてはあまり良いものとはいえません。

手術前に危険性など念を押されていたかどうかもポイントになります。
いろいろイメージしたうえで、確認されてみるのが良いと思います。

投稿者 まりも さん からの返答

メッセージありがとうございました。そういえばレントゲンは、手術直後のを見せられたので、それ以降は撮っていないと思います。
退院時は元気なものなのでしょうか?
明らかに、しんどそうにハアハアしていて。なのに先生は全く気にしていない様子でしたので、回復していくのかな?大丈夫なのかな?と思っていたのに..。
退院時の犬の様子を見て腎臓とか心臓とか他の病気の疑いは持たなかったのかと聞いてみようと思います。
手術前には手術の仕方くらいしか説明されませんでした。

再び 栗尾雄三 先生 からの回答

あくまで一般論ですが、膀胱や尿道の手術は著しく元気を損なうことはありません。
特に排尿ができていれば問題ないと判断し、術後のレントゲン撮影や血液検査は必ずしも必須ではありません。

なので逆をいえば、食欲がなければ、何かしら問題が発生していると検討する必要があるかもしれません。

膀胱の手術などは比較的容易な手術でトラブルも少ないため、他の病気の疑いはもたず、元気になっていくはずという認識があったのではないでしょうか。他の病気の併発は、対策するのにいろいろと面倒なので。

手術前に手術の仕方の説明はもちろん必要ですが、どの程度リスクがあり、術後のトラブルの可能性についても言及があってもよいのかもしれません。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

(ここからは私の想像ですが、肺炎などになっていたのではないでしょうか。術後に肺炎を引き起こすケースはしばしばあります。これは人間に医療でも同じはずです。高齢者の多くはガンで亡くなるとされますが、ガンによって免疫力が下がり、肺炎になることは非常に多くあります。手術したということであれば免疫力はどうしても下がってしまいます。免疫力がさがった状態では易感染性となり、特に肺炎を引き起こしやすくなります。空気中に漂う菌やウイルスを体が受け入れてしまうということです。肺炎であれば抗菌薬の治療がメインとなります。術後に抗菌薬の投与は当然行われていたとは思いますが、おそらくそうではないかと推察されます。)

投稿者 まりも さん からの返答

昨日病院へ聞きに行きました。
退院時にハアハア言ってたのは普通で、今まで手術を行った犬皆同じ状態だったそうです。
亡くなって連れて行った時に鼻血が出ているように見えたから、亡くなる前に肺水腫を起こしたのかもしれないねと。
この時期は気温差が激しいし、気圧の変化も差が大きいから、そういうのも影響してたのかも・・・と。
この時期は、てんかん発作の患者さんが沢山来院するみたいです。
先生も亡くなった子のことを可愛がってくれていたので、「まさかこんなことになるなんて」と寂しそうに言っておられたので、「亡くなる前に急に肺水腫」という先生の考えは一つの可能性として受け止めようと思っています。
痛くて食欲がなかったのか、体に何かが起きていて食欲がなかったのか、亡くなった本人にしか分からないので。
色々と考察して頂きありがとうございました。

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