古江 正人 先生の過去の回答履歴一覧
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こんにちはパーク動物医療センターの古江です。
大切な家族の事、とても心配だと思います。そしてすこしでも小さな傷で済ませてあげたいというお気持ちも分かります.
片側全ての乳腺を切除するのか、部分切除をするのかについては、獣医師の間でも意見が分かれるところです。
実際にかかりつけの先生が診察し、根拠があって全切除する方がよいとの判断ならばその判断を信頼するべきだと思います。
ご参考までに、文献から引用した文章を記載しますね。
「乳腺腫瘍切除の外科的手技」
(犬の腫瘍・2008年発行インターズー出版 P510抜粋)
『腫瘤摘出術:皮膚を切開し、腫瘍の周りの乳腺組織を鈍性に薄利する。通常この方法は1cm未満の小さな腫瘍に用いられる。
単一乳腺切除術:単一の乳腺の切除は1cm以上の腫瘍に対して用いられる。第4乳腺と第5乳腺は融合していることが多いので、通常は一緒に切除する。体壁や皮膚は、侵されている...2011/02/01 14:57 -
こんにちはパーク動物医療センターの古江です。
まるちゃんの血尿ご心配ですね。
まず、ご質問の答えですが、造影剤やレントゲン撮影で今より状態を悪くするということはあまり心配されなくて良いと思います。
全身麻酔を実施する際は常に注意が必要ですが(絶対100%安全な麻酔というものは存在しえないですので)、かかりつけの先生が麻酔が可能と判断されたならば先生を信頼して良いのではないでしょうか。
圧迫採尿時に膀胱を傷つけるという恐れはゼロではないと思いますが、そこまで力をいれて圧迫することはしないと思います。心配であれば、自宅で自然排尿の尿を採取できるまで検査を待たれてはどうでしょうか?
参考までにBSAVA犬猫泌尿器マニュアルP16の「血尿がある患者へのアプローチの要約」を抜粋しておきますね。
ます、全体的なデータベースを作るために、
・完全な病歴の聴取
・慎重な身体検査の実施
・血液検査、尿検査、腹部の...2011/01/25 18:17 -
こんにちはパーク動物医療センターの古江です。
確かに目に見えないウィルスの事なのでとても心配ですよね。
結論から言うと、以前使用していた猫ちゃんのグッズは使用してもらって大丈夫でしょう。
動物病院向けの獣医雑誌・as(interzoo出版)の2009年3月号P15院内感染防止策:消毒の基礎知識からの抜粋ですが、
猫白血病ウイルス(FeLV)は「あえて消毒の必要はない」と記述があります。ですので、動物病院で使用するような特殊な消毒薬で消毒する必要はありません。
それでも心配なようでしたら、市販されているハイター(塩素)をかなり薄く希釈して使用されたら確実ですよ。動物病院でもFeLV陽性の患者さんの使用した食器などは1晩ハイターに浸けてから洗うようにしています。
家族の皆様と新しい猫ちゃんとの生活が充実し、楽しいものであることをお祈りします。
2011/01/24 18:46