栗尾雄三 先生からの回答
獣医師の栗尾と申します。
以下に回答いたします。
①狂犬病ワクチンは無毒化されているので、問題はないと推察はされます。ただ、FIVキャリアの子に狂犬病ワクチン接種を実施することがまず無いので、実際はどうなるかはわからないというのが正直なところです。そうした経験もなければ報告も無いと思います。一般的には安全とは言えますが。
②それは状態が安定しているうちが良いと思いますが、例えば3年以上先の話とかになる場合は、その渡航する半年くらい前に接種を始めるのでも悪くないと思います。何年も先を見越してわざわざ5回や10回以上接種し続ける必要はないので。
③口内炎がある状態でワクチン接種の危険があるというわけではありませんが、同時接種などは控えた方がよさそうです。例えば、混合ワクチンと狂犬病ワクチンを同時に行うことは注意かもしれません。接種を避けるべき状況についてはFIVの症状が強く出ている場合になります。特に血液検査などで貧血や血小板減少が重度にみられる場合は危険性が高まります。
④抜歯というのは慢性口内炎に対してということかと思います。特に順序については決まりはなさそうですが、抜歯をしないといけない状況であれば、それを優先するべきです。ワクチン接種はいつでもできますが、抜歯は食べれないなど症状が出ていれば、早めに検討するべき内容ですので。一方で、食欲があるのであれば抜歯は必要ないので、ワクチン接種を先にしてもよいという話になります。双方の間隔についても特に決まりはありません。同時でも大きな問題はないとは思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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どうぞよろしくお願いいたします。
2026/03/23 10:42 参考になった! 0










FIVキャリア猫の毎年狂犬病ワクチン接種について
現在トルコ在住で、将来的に猫を日本へ連れて帰国するための準備についてご相談させてください。
【猫の情報】
・約2歳 メス(4.2kg)
・生後8ヶ月の時に保護。完全室内飼い。
・避妊手術済
・FIV陽性(迅速検査)
・慢性口内炎あり(昨年奥歯を3本抜歯、現在も経過観察中)
・食欲・全身状態は良好(口内炎以外)
・約1年前にFVRCPおよび狂犬病ワクチン接種済み
【今後の予定】
・狂犬病ワクチン2回接種(間隔30日以上)後、抗体検査(RNATT)を実施予定
・いつでも帰国できるように備え、上記準備完了後はワクチンの有効期間を維持する形で継続接種を検討しています。 ※トルコでは狂犬病ワクチンは基本的に1年有効のものが一般的。
・現在は口腔ケアジェルを歯肉に塗布し、2ヶ月後に追加抜歯の必要性を判断予定
【相談内容】
① FIVキャリアの猫に対し、毎年狂犬病ワクチンを接種することは一般的に安全と考えられますか?
② 日本帰国の準備として初回だけ必要な「狂犬病ワクチン2回接種(間隔30日以上)」は、若く状態が安定しているうちに実施しておくべきでしょうか?
③ 口内炎がある状態でのワクチン接種における注意点や、接種を避けるべき状態があれば教えてください。
④ ワクチン接種と抜歯(全身麻酔)の適切な順序や間隔について、推奨があればご教示ください。
ご助言いただけますと幸いです。 トルコではEUや日本のガイドラインと違い(3種混合などは毎年接種がまだ一般的です)、どの方針を参考にすべきか判断に迷い、ご相談させていただきました。