井上 平太 先生からの回答
皮下気腫とは気道のどこかから呼気が漏れて体組織内に溜まった空気が皮膚と筋肉の間の皮下組織という所に貯留した状態を言います。押すと泡粒がつぶれてプチプチと音がします。
交通事故や気道にまで達するケンカ傷や感染などによる肺胞破裂やスクーバダイビング(猫はしませんが)などで起こります。
気管等の傷穴が小さい場合には安静にして様子を見ていれば自然にふさがりますが、呼吸数が増えてきたり口を開けて呼吸をしたり舌の色が悪くなった場合には至急動物病院に行きましょう。緊急処置・手術・酸素テント入院などを受ける必要が出る事もございます。
今回の場合は元気も食欲もあるとの事ですから、おそらく問題ないと思われます。皮下に溜まった空気は徐々に吸収されますから問題ないと思います。
これを期に完全室内飼いを考えてみてはいかがでしょうか。交通事故の危険性も伝染病の危険性も格段に減り、寿命も長くなります。
お大事にしてください。
2006/04/02 01:27 参考になった! 3
投稿者 kazusa さん からの返答
ご回答ありがとうございました。
今も猫は元気な状態なので、少し安心しています。しばらく様子を注意深く見守りたいと思います。
完全室内飼いは私も考えてはおりましたが、トイレのしつけが出来ていないので無理ではないかと思っていました。
しかし猫の安全の為にも、もっと真剣に考えてみたいです。
本当にありがとうございました。
2006/04/09 01:27
皮下気腫とは?
はじめまして。5日ほど前に猫(自由外出ネコ、家でトイレはしない)が急に元気がなくなり、食事も食べないため病院へ行きました。血液検査、熱とも特に異常は無かったのですが、少々脱水しているとの事で皮下に点滴をして帰宅しました。
その後猫は元気になったのですが、今度は背中のふくらみとそこを触るとプチプチ音がする事がわかり再度病院へ行きました。
レントゲンの結果、多少の気胸と広範囲の皮下気腫が分かりました。猫の状態は普段と変わらず元気なため、治療はせずになるべく安静にして自然と空気が無くなるのを待つことになりました。
外でケンカや事故等があったのでは?との先生の見解です。猫の病気の本にも皮下気腫の情報が無いため少々心配です。