井上 平太 先生からの回答
股関節形成不全は純血種では比較的多い先天性の疾患です。どちらの動物病院でも手術数は結構多いと思います。
内科的治療は治癒させるというよりも症状が出たときに消炎剤や鎮痛剤を用いて炎症や疼痛を抑えて歩行可能にする事を目的としています。発症する度に投薬が必要になりますから内科的治療をするか外科的治療をするかは頻度と重傷度によります。
患肢をほとんど使わず筋肉が明らかに対側よりも痩せてきているのであれば手術が適応と思われます。
手術がご希望でないのであれば先ずは内科的に治療をして様子を見ても問題は無いと思います。それによって手遅れになる事もございませんし、後から手術に変更しても支障はございません。軽症の場合にはそのまま散らす事が出来てその後症状が出ない事もございます。
この手術は大腿骨の骨頭を骨頚部から除去して偽関節を作る方法です。超大型犬でなければ先ず心配はございません。将来的に障害が出る事は通常は考えにくいです。
2006/04/07 00:35 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
大変分かりやすいご回答を頂き、有難うございました。不安もなくなりました。
再度、動物病院と内科的治療が出来ないかを相談してみたいと思います。
結局、動物病院と話をしてみましたが骨が当たっての痛みの為、投薬では効果が出にくいであろうと言う診断で本日手術をする事になりました。有難うございました。
2006/04/14 12:35
股関節形成不全の治療法について
1ヶ月程前から後ろ左足を上げており、左右の筋肉のつき方も違う為、昨日病院へ行ってきました。
触診とレントゲンで股関節形成不全との診断でした。(レントゲンでは股関節の先の部分が少し平らになっているぐらいでした。)
治療法としては、手術で先の骨を落としてしまう『大腿骨頭頸切除』になるとの事でしたが、インターネット等で調べてみると、内科治療も多く上げられていました。
内科治療で症状が回復するのであれば、手術しないでおきたいと思うのですが…。
又、『大腿骨頭頸切除』は将来的に障害が出たりしないのでしょうか?