井上 平太 先生からの回答
唾液腺は主要なものは左右に4対ございます。耳下腺・下顎腺・舌下腺・頬骨腺の4対です。
のどの中央が腫れている場合、経験が豊富な場合ですと仰向けに寝せて触診である程度右か左かわかる場合もございますがかなりわかりにくいこともございます。
万が一最初に摘出した唾液腺が違っていて2回目に反対側を摘出しても動物にとってあまり支障はないようです。当院でも過去に1度手術を受けた子が転院され再手術を対側に施したことがございましたが、口の中が乾いたり飲み込みにくくなったりはしませんでした。
次に左右同時になる事があるかどうかですが、これに罹る子はもともと腺管が弱かったり炎症を起こしやすかったりしますのでありえるとは思います。ただし確率的には片方だけの方が圧倒的に多いのですが・・・これは何ともいえません。
結論としては手術を受けた方が良いと思います。お大事にしてください。
2006/06/14 15:21 参考になった! 0
投稿者 サクラ さん からの返答
井上先生
ご回答ありがとうございます。
犬と人間ではぜんぜん違うのですね。
2ヶ月あまりのうちに、両方の唾液腺をとりましたので、唾液がなくて生きていけるのかと心配しておりましたが、先生のお話を伺いまして安心いたしました。また、前例があって、そのワンちゃんが特に影響がなかったこということがわかりよかったです。
手術を受けてよかったとようやく思うことができました。勉強になりました。
本当にありがとうございました。
2006/06/21 03:21
唾液線について
先日「唾液線について」質問をさせていただきました。
喉が腫れて、唾液線の破裂という診断を受け右側の唾液線をとる手術をしましたが、手術より1ヶ月経過後も腫れが以前よりひどくなったため相談をさせていただきまして、アドバイスどおり細胞検査を受けてまいりました。
細胞検査の結果は異常なしとのことでしたが、腫れが一向に納まらなかったため、再手術ということなり、昨日手術を受けてまいりました。
その結果、「腫れの原因は、1回目で摘出した右側の唾液線ではなく、左側の唾液線からもれていたので左側を摘出した。」と説明を受けました。以前に他の病院で、唾液線が両方破裂することはない。と聞いたことがあるのですが、同時期に左右両方の唾液線が破裂をおこすということはありえるのでしょうか?また、唾液線は両方なくても大丈夫なのでしょうか?あまりにも簡単に摘出されるので、不安で仕方ありません。
アドバイスぜひ宜しくお願いいたします。