北森 隆士 先生からの回答
<フィラリア症の検査をしないで、
<いきなり予防薬を与えるのは、
<もしフィラリアの幼虫、成虫
<がいたときにそれが薬によって
<死んでしまって血管を塞ぐ危険
<性があると聞きましたので今回
<検査しました。
その通りですが、今回の検査では
親虫の存在の有無はホボは確認できますが、
コムシに関しては、無理です。そして、
上記の虫が「詰まるというのは、特に
コムシに関してなのです。
つまり、
質問①
非常にレアケースですが、今回測定に用いた
キットで陰性でも、コムシが血液中に「出ている
ことがあります。通常、この手の検査をするとき
は、平行して血液を顕微鏡で見てコムシの感染(の有無)
を確認していると思うのですが・・・如何でしょうか?
日本で発売されているキットでも、同様の事がママ
あります。つまりキットで陰性(親虫)で、顕微鏡で
陽性(コムシ)です。親虫の数が非常に少ない時に
起こったりする現象です。
質問②
親虫もコムシも陰性ならば、特にどんなお薬でも
よいでしょう。
ただし、
そもそもフィラリアがその地域にいなくて、
これまで「ちゃんとした予防歴があり、
そのうえで、親虫の検査が実施されて、
その結果が陰性ならば、コムシがいる可能性
はホボゼロという推測はなされてもよいのかも
しれません・・・。
2006/07/04 21:24 参考になった! 0
投稿者 はるなつ さん からの返答
北森 隆士 先生
ご回答を頂きありがとうございました。
このような検査方法では、コムシの有無の
確認は出来ないことを早速お教えいただき
ましたことで誤まった自己判断で予防薬を
与えることを未然に防ぐことが出来ました。
また、『虫が詰まる』というのも特にコムシだということも今回知ることが出来ました。
今回の検査では、検査キットのみの検査で、
顕微鏡の確認は行われませんでした。
フィラリア症の中国での予防方法をもう少し調べ、こちらの先生にも相談して今後の予防策を早急に考えようと思います。
本当にありがとうございました。
2006/07/11 09:24
中国にはフィラリア症が無い!?
こんにちは。
私は中国の上海に住んでおります。
7月1日に1歳8ヶ月の犬のフィラリア症の検査をしました。
かかりつけの病院ではフィラリアの検査をしていないため、
検査の出来る別の病院に行きました。
「フィラリアの検査をして欲しいのですが。」
とお願いしましたところ
「え?どうしてそんなことを急に思いついたんですか?」
との獣医師の回答。
先生は何でも中国(上海)ではフィラリア症にかかることはほとんどないとのことで、フィラリア症にかかった犬も今までに実際に見たことがない、とおっしゃいました。
感染症は地域、国によって差異があっても不思議ではないと思いますので、それは納得しつつも、日本でフィラリアで大変な思いをしたことがありますのでやはり心配で、検査をしていただき、結果は陰性でした。
検査方法は、なんと申し上げればよいのか分かりませんが、血液を採取し、それをテストするものに垂らし、線が1本出れば陰性、2本なら陽性というもので、
韓国のSDというメーカーの
Heartworm Antigen Test (1Test)
というものでした。
フィラリアに感染する確率がかなり低いとはいえ、0%ではないので
出来れば、月1回飲ませる、いわゆる予防薬というものを与えたいと思っております。
今回検査した病院では、このような薬を扱っていなかったため、
また中国ではこの予防は一般的でないため、
日本の先生方にご質問させていただきたく存じます。
《ご質問》
フィラリア症の検査をしないで、いきなり予防薬を与えるのは、
もしフィラリアの幼虫、成虫がいたときにそれが薬によって死んでしまって血管を塞ぐ危険性があると聞きましたので今回検査しました。
①この検査方法で陰性でしたので、早速予防薬を与えようと思いますが
大丈夫でしょうか?
②予防薬には効果の違う種類のものがありますか?
もし種類があるのでしたら、私の飼い犬の場合、どのようなものを
与えれば良いのでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですがどうぞお教えくださいますようお願い申し上げます。