今道 昭一 先生からの回答
耳垢の原因として少なくとも微生物の感染、耳ダニなどはチェックしておきましょう。
これらの原因があると、やはり耳垢はなくなりません。
また、原因は何であれ耳の中をきれいにするためには、病院で一度完全に耳垢を洗い落としてもらう必要があります。
この過程がされないときは、完治せずに悪化と改善を繰り返すような印象をオーナー様は受けるでしょう。
耳の構造を考えると、耳の奥は綿棒が届きません。
また、一度耳の中がきれいになったら、しばらくは常に耳の状態を見てあげて下さい。
綿棒を使うときは気をつけて下さい。
特に外耳炎などがあるときは、綿棒で傷口をこするようなものですから治るまでに時間がかかることがあります。
2006/08/07 15:38 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
ありがとうございます。
一度、かかりつけの獣医さんに見ていただきます。
綿棒で掃除するときは、無理にこすらないように力を入れず、専用の消毒スプレーで湿らせてから行っています。これまで見たところ耳の中がただれたりしていたことはありませんが、微生物などが原因では症状が悪くなることもあるでしょうから、病院で見ていただきます。
2006/08/14 03:38
今本 成樹 先生からの回答
今本です。
耳の奥の耳垢を無理矢理取ることは、あまり人のほうの耳鼻科の医師は勧めておりません。一回で一気に綺麗にしてしまおう!というのもやっていない、、、ということもあるようです。一回で取れない場合、耳鼻科の医師は耳垢水(重曹1:グリセリン5:洗浄水10)を処方し、家で数回、何も耳の中を触らずに、耳垢水点耳だけ行い、数日後ふやけた所で取る場合もあるという情報もありました。ただ、あまりでかい耳垢を放置することは、難聴の引き金になるので、、、、その辺は、耳をきちんと観察して・・・。と、なっております。とにかく綿棒でガシガシと言うのは今はどこでもやっていないようです。また、頻回の軟膏の塗布ということもやってないみたいですね。長期間綿棒でガシガシすると、ヒトでは外耳道癌への罹患率が上がるんだそうです。
動物はと言いますと、まだまだ議論の的です。ちなみに、いつも悪者にされがちな耳垢ですけど、その働きも人のほうではすでに当たり前のようになっております。
耳垢の働き(ヒト)
・その酸性で殺菌作用を有する
・蛋白分解酵素が含まれており、殺菌作用がある
・脂肪が含まれていて、皮膚を保護している
・苦みがあり、昆虫などの進入を防いでくれる。
耳をいじりすぎることがほとんどの外耳炎の原因と言われております。しかし、案外飼い主さんが病気の部分の耳の外側を綿棒でガシガシこすって炎症を毎回丁寧に維持している場合だって多いわけです。猫では、耳垢がべたっとすることはひじょうに珍しいと思います。(私の経験不足?)
まずは、今後やっていくこととして、一度耳を綺麗にして今道先生のおっしゃるように、完全に治してみて、そして余計な方法でいじらないようにして、(全て主治医の先生にお任せして)完治させてみてはいかがでしょうか?
野性の世界で長い間生存してきた動物ですので、耳掃除が定期的に必要な場合には、どこかに原因があると思われます。その原因はひじょうに多岐に及び、時には診断が困難なこともあります。細菌感染や、アレルギーで引き起こされるものから、耳ダニなどなど・・・・・・・・・・・・・。
ただ、まだまだ若いということですので、今のうちに全てを解決したら、きっと人も猫も幸せになれると思います。
正常な場合には、耳垢はさほどケアする必要はありません。手が届く範囲で、刺激し過ぎないように綺麗にしてあげてもらう程度で、いいのですけど、どの程度のものから気にされるかが人によって違います。私は診療していないので、ここで診断的な話はできません。あとは、担当の先生との話し合いで決まると思います。
おだいじに・・・。
2006/08/07 23:51 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
耳あかの働きまで及んで回答していただきありがとうございます。私自身、耳鼻科にかかったときに「自分で掃除してはいけない」と医者に言われました。でも、あまりにかゆくなったときは綿棒で掃除しますが…。
アドバイスのように、一度、かかりつけの先生に見ていただき、様子を見ようと思います。ありがとうございました。
2006/08/14 11:51
耳あかについて
赤ちゃんの頃から耳あかが出ます。予防接種の時、病院の先生に「耳あかは、手が届く範囲でいいからきれいにしてやるように」と指導を受け、私が綿棒とコットンで、耳の奥には綿棒を入れないようにして1週間に1回くらいの割合で掃除をしています。どちらかと言えば湿った耳で、耳あかもベタッとした感じのものです。別にかゆがったりしているわけではありませんし、耳掃除をされている間は、気持ちよさそうにしていますが、最近、結構汚れているときもあります。特に、細菌とか病気と言うわけではないのでしょうか?手入れは今のままの方法で良いでしょうか?