だいじょうぶ?マイペット

糖尿病の猫、食欲と吐き気

質問カテゴリ:
食事、栄養について

対象ペット:
/ マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
静岡県 / ぴのこさん (この方の過去の質問 1件)

 
2006/08/10 04:39

はじめまして
色々検索してここにたどり着きました。是非お知恵をお借りしたいと思います。

うちの子(日本猫、去勢済)が糖尿病になり入院して5日になります。
ケトン体が2でインスリンを打ち現在は血糖値が250前後になっています。
食欲がまったくなく、水も飲みません。食べていないため衰弱が激しく毎日約200gづつ痩せていきます。このままの状態だとあと1週間持つか持たないかと言われてしまいました。他に何か病気があるのかもしれないが、この衰弱の状態では分からないとも言われています。
無理に食べさせても飲み込みたくないようで、飲み込んだとしても数分すると吐いて戻してしまいます。吐くと体力を消耗するらしく余計ぐったりしてしまいます。
もうこのまま見守るしか手はないのでしょうか?とにかく何とか体力が戻るように少しでも食べさせたいのです。どうすれば栄養を取れるでしょうか?アドバイスお願いいたします。


1日目
ここ2週間ぐらいで急激に痩せてきて突然食べても吐くを繰り返すようになったので病院に連れて行く
約7.5kgの体重が6kgになっていてケトン体が2、血糖値が600以上あり入院
2日目
脱水症状のため生理食塩水の点滴(電解質のバランスのためにも)、長時間効くタイプのインスリンを1日1回、食べても(強制的に注射器に入れて与えた)戻すため吐き気止めも使う、ケトン体変わらず、ぐったりしていて起き上がらない
3日目
ケトン体なくなるが食欲はなく(絶食)水分も取らない
点滴、インスリン、吐き気止め2日目と同様
夜に低血糖を起こす
4日目
ケトン体が2、前日に低血糖を起こしたため長短期型のインシュリン1日2回に変更、血糖値が350前後になる、点滴は前日と同様
食欲なく(絶食)、水分も取らない、吐き気がおさまらないため違う種類の薬に変える
伏せれるようになる(犬の伏せの体勢)
5日目
ケトン体2、4日目と同じインシュリンで350前後、点滴は同様
吐き気は変わらず、相変わらず水分も食べ物も受け付けない
体重が5.2kgまで減った

インスリン投与後に低血糖に陥るのは、まだ肝機能がよく維持されていて、治療効果が期待できることを意味して言います。血糖値は100から300mg/dlの範囲で維持する必要が有ります。300mg未満では糖尿病の臨床的な症状は起きないと言われています。“ケトン体が2” は尿中のケトン体量でしょうか。この状態は糖尿病性ケトアシドーシスと呼ばれます。その臨床症状は多飲多尿、体重減少、食欲不振、嘔吐、下痢、無関心、筋力低下及び脱水が見られます。ケトアシドーシスは糖尿病のネコの主な死亡原因となります。直ちにケトアシドーシスの治療を行なう必要が有ります。ケトアシドーシスの治療:
1脱水が著しい場合はまず脱水の補正をします。
2グルコース・インスリン療法といって、速効型インスリン(ノボリンR)を一定量投与して急速に血糖値250mg/dlまで下げます。250mg/dl以下になったところでインスリン加グルコースを点滴で流します。そしてこのインスリン加グルコース投与量を、血糖値を測定しながら加減して、いつも200mg/dl以下でコントロールします。こうすればケトアシドーシス状態から脱出できます。そして間もなく嘔吐が止まり、食欲を示すようになります。

その後でこの血糖値を維持するために必要なインスリン投与量を決定します。
投与量の決定:インスリン投与後3時間ごとの血糖曲線を描いて、100から300mg/dlの範囲が12時間以上持続するに必要なインスリン量を決定します。これには数日間に渡り、3時間ごとの血糖測定が必要です。通常は入院中に曲線を得て、投与量を決定します.獣医師もこの3日間は徹夜の仕事になります。現在最も推奨されているインスリンは長時間作用型ヒトインスリンアナログ製剤(商品名ランタス)です。この薬物は安定した血糖曲線を描くことが知られています。血糖値は投与後1時間より低下が観察され、投与後14時間まで緩やかに低下し18時間までその値を維持する.その後上昇し始め、投与22時間後には投与30分値と同じ値をしめすことが知られています。
最初から本剤を使用するか、他の型のインスリンで良い効果が期待できない時は本剤が推奨されます。

また日頃から適正体重を維持することは極めて大切です。

投稿者 ぴのこ さん からの返答

御礼が遅くなりすみません。
貴重なアドバイス大変ありがとうございました。
獣医さんと相談して糖を点滴してもらいケトン体は出なくなりました。今は吐き気止めと食欲増進剤も打ち、ほんの少しですが食べるようになりました。まだまだ安定とは程遠いですが、一時期の明日にも死んでしまいそうな状態を脱出することはできました。
本当に本当にありがとうございました。

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