だいじょうぶ?マイペット

避妊方法の選択肢について

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
神奈川県 / きなパパさん (この方の過去の質問 2件)

 
2006/09/25 08:57

現在、避妊について考えております。

自分なりに調べた結果、避妊には
1.卵巣・子宮両摘出 2.卵巣のみ摘出 3.子宮のみ摘出

の3つの方法があることを知りました。
ただ、1・2の場合、更年期障害の可能性があるというのは判ったのですが
3についての、具体的なデメリットが判りません。

病理解剖で犬を使っている医師曰く「国的に3は分離が難しいからでは?」
という意見はあるのですが、それだけなのでしょうか?

現実的に1と2の方法での避妊手術が世間で圧倒的に用いられているので、
他になにか理由あるのでは?と考えております。

お教え頂ければ幸いです。

<1・2の場合、更年期障害の可能性があるというの
<は判ったのですが

少なくとも私は初めてききましたよ。

そもそも人の更年期障害は、更年期と言われる年齢に
ホルモンが減少して(バランスがくづれて)おこる
ものですよね。さて動物の場合は、避妊手術によって
そのときにいきなりホルモンがストップしてしまいます。
ですから、いずれにせよ犬・猫の更年期(8歳いじょうぐらい)
に何かおこるというよりは、手術によってすぐ何か症状が
でなければいけませんよね。つまり、手術による『更年期障
害』というのは言葉的にはありえません。また、術後
なにか人の更年期障害のような症状が出るといった話も
耳にしませんよ。

ちなみに、医学薬学系の飼い主で、よく骨代謝の
ことを気にされる方がいて、質問をうけることが
あります。以前、医学文献データベースで、犬、猫、
フェレットの卵巣摘出後の、高齢期に於ける骨代謝
異常についても調べてみましたが、やはりそのよう
な報告はありませんでしたよ。



<3についての、具体的なデメリットが判りません。

やろうと思えば簡単ですよ。しかし、意味が無いから
行いません。避妊手術の意味は、子供をとらなくする
というよりは、子宮の病気と、卵巣の病気と、卵巣が
分泌するホルモンによる乳腺腫の予防にあるわけです
から、3はまったく意味がありません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<それともホルモンバランスについては人間と犬とは別と考えた<方が正しいのでしょうか?

なかなか難しい質問です。一般論(これは臨床の現場の話)
そして、学術上(これは学会・論文などの報告の話)も、
術後、更年期障害のような障害がでると言う話は、まれに出
ると言われている排尿障害以外は、耳にしません。

もしかしたら、高度な精神活動をするヒトだからこそ
いわゆる更年期障害がでるのかもしれません。また、私の
私心ですが、犬・猫は、ヒトと違い、年に2回程度しか
ホルモンの活動期がないので、そういうことも違いに影響
しているのかもしれませんね。


<ジステンパーは1年で落ちるとのことでしたが
もしかしたら少々大げさにいったかもしれませんね。
ジステンパー、パラインフルエンザは、パルボなどと
違って、1年で抗体価が低くなる子が多いということを
伝えたのです。

投稿者 きなパパ さん からの返答

重ね重ねありがとうございます。

確かに生理が年に2回、そして繁殖に適した期間が短い点などは人間と大きく違いますね。

ホルモンを考える際の人間と犬の最も大きな特異性を感じることが出来、納得することが出来ました。

また相談させて頂くことがあると思いますが、その節は宜しくお願い致します。

有意義なコラムも楽しみにしています!

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