マンソン裂頭条虫

傷に対する処置は必要ですし、破傷風なども警戒すべきです。
しかし、今回はマンソン裂頭条虫に関してのみ書きます。
マンソン裂頭条虫は咬傷による感染はありませんし、また何らかの方法で直接虫卵や体節を摂取しても、感染は成立しません。というのは成長過程で２回の中間宿主を取るために、人体内では孵化しないからです。最初の中間宿主はケンミジンコで、それを摂取して次の中間宿主である、ヘビ、カエルなどの爬虫類で育ちます。さいごにイヌ、ネコ、キツネなどに食べられてこの体内で成虫になります。人に寄生するのは、幼虫が寄生する場合がほとんどです。幼虫が寄生（マンソン弧虫症）場合は移動性で無痛の性の腫瘤ができたり、また腫瘤の他にも寄生部位により症状が多岐にわたります。ごくまれに人体内で成虫になり、成虫による障害を受けることがあります。
感染ですが、犬や猫からではなく、ヘビ、カエルの血液、胆嚢、筋肉などを生で食べたり、幼虫が寄生しているケンミジンコがいる恐れのある水を飲んだりすることで感染します。またヘビやカエルの血液を傷口に貼る民間療法による感染も報告されています。

 2006/11/24 17:04 参考になった！ 0

橋本さん　こんにちは。
マンソン裂頭条虫は、咬まれることによってはうつりません。
咬まれたとき、まず起こりえる可能性として高いのは、
傷口の化膿です。
傷を洗ったりしないといけないので、
まずは外科に行けばいいのではないでしょうか。

 2006/11/24 17:17 参考になった！ 0