伊東 彰仁 先生からの回答
慢性腎性腎不全の根本的治療は、腎移植か人工透析だと考えられます。これは人間でも同じです。腎不全の原因によりますが、腎臓に問題があった場合、お水や薬では治りません。(おそらくTVのケースは腎臓に原因のない、腎前性あるいは腎後性のものだったのでしょう)
ただし腎機能が少しでも残っているのでしたら、静脈からの輸液と、蛋白同化ホルモンと、低蛋白食、蛋白吸着剤などで、延命を図ることはできます。状態と時期によりますが、BUNが100を超えてから3年以上生存した仔もいます。
2006/12/09 14:56 参考になった! 0
北森 隆士 先生からの回答
>萎縮してしまっていて3分の1程度の大きさになってしまっているとのことでした
Creという数値を測定しませんでしたか?
このCreの検査が、現在、腎臓の機能を検討するための、国際的な基準になっている最も簡単な検査です。Creの数値で、進行具合を把握するのです。
腎臓の形と腎機能は相関しないことが知られています。腎臓の検査が、正常値を少しでも高い方にオーバーすれば、腎臓の75%が機能していないと判断します。そしてそこから、進行程度を把握していきます。Creが正常値をオーバーしていても、1/3に萎縮した方の腎臓が機能しており、普通に見える方の腎臓が機能していないことだってあります。つまり、形態で状況を判断するものではなく、検査の数値で判断すべき病態なのです。
末期でなければ、お食事療法、点滴療法、透析(獣医療ではほとんどおこなわれておりません)などで、寿命が延びることが報告されています。完治しませんが、延命することは可能です。
>腎不全の猫がH4Oの水を飲ませて治ったとやっていたので、
これは残念ながら嘘です。腎不全は治るものではありません。H40というものは存じません。ただ、普通のお水も多量に飲ませれば、腎障害に効果的です。しかしその場合、胃にチューブを通して、1日に数100CC飲ませないといけません。要は、水の種類ではなく、飲ませる量、飲ませ方の問題です。
2006/12/09 16:45 参考になった! 0
今本 成樹 先生からの回答
今本です。
腎臓の大きさですけど、そこまで小さくなっている場合には何らかの変化が腎臓にあることが考えられます。また、血液検査において、BUNや、Creなどの変化、リンの変化などを追っていくことで、ある程度の予後の推測は可能です。同時に、腎臓を保護してあげるような内服薬の併用がお勧めできます。
しかし、今回は、内科的というよりも、ホリスティックという感じの体に優しい治療法を求めておられるようですので。いくつか紹介します。
活性炭の製剤などは、食餌に含まれる腎臓に悪いものを吸収してくれたりします。それ以外にも、蚕の繭からで来たものがいいとか、ジャガイモの茹で汁がいいとか(ヨーロッパの民間療法)など、様々あります。どれがいいと言われたら、個体差がありますけど、効果がある方法に巡り会えば幸せなものです。
ただ、透析などが可能な病院は限られますけど、そういった治療法で一時的に調子を上げていくことが、必要かもしれません。
おだいじに・・。
2006/12/09 17:45 参考になった! 0
腎機能低下
気付いたのは最近なのですが、抱いたらかなり痩せていたので、12月4日に病院へ連れて行ったところ、腎臓が萎縮してしまっていて3分の1程度の大きさになってしまっているとのことでした。治療法は無く、余命1~3ヶ月ぐらいと言われてしまいました。最近では、食欲も元気もありません。昨日、フジTVのチンパンを見ていたところ、腎不全の猫がH4Oの水を飲ませて治ったとやっていたので、お水を頼んでみました。
ただお水を飲ませるだけで良いのでしょうか?
それと併用して何かしたほうが良いのでしょうか?
連れていった病院では、治療法は無いと言われてしまったのですが、出来る限りのことはやってやりたく、メ-ル致しました。
お忙しい所申し訳ありませんが宜しくお願い致します。