だいじょうぶ?マイペット

全身の皮膚の赤み

質問カテゴリ:
皮膚の異常

対象ペット:
/ マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
愛知県 / むさし babaさん

 
2007/02/03 21:32

はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして、質問させていただきました。猫6歳です。去年の12月ころから耳が赤く腫れて、耳の中も黒い小さなかさぶたのようなものができていました。そのうち目の上から耳にかけてと、首周り、お腹と、皮膚が赤みを帯びてきました。毛並みが悪くなりダマになってブラシが通らない箇所がでてきました。また、ブラッシングをするとダマの部分が抜けてしまいました。異常に痒がり耳の外側は掻きすぎて出血してしまいました。

年明けに動物病院を受診し、診てもらいましたが、ダニとかではないと言われました。アレルギー性皮膚炎とのことでした。注射2本と抗生物質の薬をもらい帰宅しました。

現在この子は、エイズ関連症状で去年の12月には、唯一残っていた犬歯3本も抜いてしまい歯は何もありません。ずっと注射と抗生物質を飲んでいます。その抗生物質とアレルギーで貰った薬と同じ薬だったので、少し飲ませるのに抵抗があり、現在は飲ませていません。症状に変化は見られません。

現在の症状の原因がはっきりしていないので、もしかして、薬が原因なのでは?と思ってしまい躊躇しています。現在は食欲もあまりありません。
薬は関係してないのでしょうか?このまま抗生物質を飲ませ続けるしかないのでしょうか?
 

 まずは痒みの原因を見つけていくことが大切です。
FIV感染ということなので、どうしてもステロイドによる痒み止めは制限されてしまいます。

 ネコちゃんの痒みで最初に考えなければいけない原因として、ノミ、疥癬などの寄生虫感染、糸状菌などの微生物感染があります。
特にFIV感染によって免疫力が低下すると糸状菌症を発症することがあります。
しかし、糸状菌症の診断は困難なことがありますので、繰り返し検査をしてあげましょう。
もちろん、ノミの予防は必ずしてあげて下さい。

 ここまでの検査で異常がないとき、明らかな皮膚炎があって、顔、首、お腹に集中した痒みを示しているようですので、アレルギー性疾患について調べる必要が出てきます。
食物アレルギーも考えて除去食試験(方法は担当の先生に聞いて下さいね。)や血液検査も確定診断や鑑別診断から除外するには有効です。

 そして、診断がついた時点で適切な治療を実施する必要があります。
抗生物質は必要があれば長期でも投与しますが、逆に何らかの感染を予防するための投与には慎重を期す必要があります。
 さらに、アトピー性皮膚炎ではステロイドや免疫抑制剤などの投与が必要になるかもしれませんが、FIVには不向きとも考えられます。
痒みを招く併発症と外耳炎の治療、食事療法やシャンプー療法、抗ヒスタミン剤などでできる限り痒みの要因を除去あるいは治療し、それでも強い痒みが残るなら減感作療法などが選択されるかもしれません。しかし、これも全身状態が良好な場合に限られるように思います。

 FIVが発症すると全ての治療がなかなかうまくいきません。
痒みに対しては、体調を考えながら対症療法を選択することに重点を置いてはいかがでしょうか?
少しでも痒みを和らげる方法をとり、FIV関連症状を緩和させてクオリティオブライフの向上に重点を置いても良いのではないでしょうか?

投稿者 むさし baba さん からの返答

お礼のメールが遅くなり大変申し訳ありませんでした。現在食事療法と抗ヒスタミン剤と抗生物質で様子をみています。だいぶ赤みは取れてきました。ただまだ痒みはあるので、このまましばらく様子をみていきたいと思います。いろいろアドバイスありがとうございました。また、何かありましたらよろしくお願いします。取り急ぎお礼をさせていただきます。

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