今本 成樹 先生からの回答
今本です。
確かにアレルギー検査は、信用できる検査ではないかもしれませんが、時に、必要となる事もあります。
食餌アレルギーや、皮膚の寄生虫、その他環境からくるアレルギーに対して色々と調べて行く必要があるかもしれません。
ステロイドも使い方によっては素晴らしい薬ですけど、あまり連続して使用することは勧められていません。原因の除去まず先決であって、今回の場合には、症状が抑えられている程度です。
最近では、アレルギーに対して効果のあるような、インターフェロン療法等もありますので、そちらの方も考慮されてもいいかもしれませんね。若いうちに原因をはっきりとさせて、気分的に楽になれたらと思いますので、ぜひこれを機会に原因を探っていけばいいのではないかと思います。
おだいじに!
2007/02/05 17:13 参考になった! 0
熊谷 大二郎 先生からの回答
アレルギー性皮膚炎という診断でよろしいのでしょうか?
まず最初にアレルギー性皮膚炎の根治はかなり困難です。減感作療法という治療方法を試してみるのも一つだと思いますが、すべての動物病院で行っている治療方法ではありませんので、そういった治療をしている動物病院で相談されることをおすすめいたします。
根治出来なくても症状を軽減させるという目的で、生活環境から食餌も含めてアレルゲンを極力なくしてもらうことが重要だと思います。すべてをなくすことは不可能でも少なくすることで症状は軽減すると思います。そのためにもアレルゲンの検査は有用であると考えます。信頼出来る検査かどうかよりもその検査結果を上手く利用する方がいいと思います。
もう一つ、アレルギー性皮膚炎の場合、他の細菌性皮膚炎、真菌性皮膚炎を併発している場合もあります。それらの治療可能な皮膚炎の検査治療も忘れずに行った方がいいと思います。
それとプレドニン、ラリキシンの服用ですが、いずれも長期的な服用はおすすめ出来ません。状況によっては短期的に使わざるを得ない場合もありますが、プレドニンは副腎皮質ホルモンですので、重篤な副作用が出る場合があります。ラリキシンは抗生物質ですので耐性菌の出現なども心配するところです。
2007/02/05 17:27 参考になった! 0
今道 昭一 先生からの回答
アレルギー検査の結果でアレルゲンが見つかりましたか?
確かにアレルギー検査の結果だけを見て、アトピー性皮膚炎の診断や原因物質を特定すると誤った診断を下すかもしれません。
アレルゲンとされた物質に実際に接しているのか? あるいはアレルゲンと接触する時期に症状が悪化するかなど、病歴と検査結果を比較して正しい結果が得られているかを検討する過程が欠かせません。
たとえば、これまでに食べたことのない食べ物がアレルゲンであったり、これまでに触れたことがない物質がアレルゲンであったりするときは、それらがアレルギーの原因になっている可能性は低いと判断します。
この解釈が適切にされたとき、アレルギー検査は有効に活用できます。アレルゲンが確定しないとできない治療もあるのですが、この治療をする際はアレルギー検査の解釈が治療結果を左右します。
ですから、私達は結果と症状を比較することの大切さを実感しています。
しかし、文面からはアレルギー以外の併発症がないかどうか検討する必要がありそうです。
シャンプーをして2-3日後に体臭がきつくなったり、プレドニンの効果が弱いときは必ず診断を感染症や食物アレルギーなどの併発症がないかどうかを調べてあげましょう。
2007/02/05 19:43 参考になった! 0
皮膚を痒がります。
はじめまして。
プードル3歳メスを飼っています。
生後45日くらいで我が家にやってきたのですが
6~8ヶ月くらい(正確な時期はわかりません)から皮膚を痒がるようになり
しょっちゅう噛んだり舐めたりして
今ではちょうどくびれの左側あたりがはげてしまっています。
痒がる部位としては脇腹・陰部・前肢付け根あたり・耳・顔です。
シャンプーは週に1回のペースでしていますが
洗って2~3日するともう体臭がキツくなっています。
病院でも診てもらいましたが、処方してもらった薬でも
完治するまでには至っていません。
現在はプレドニンとラリキシンで痒みをギリギリ抑えているという状態で
だいぶ続けていますが効果はだんだん薄れてきてしまっているように思えます。
1歳くらいの時に血液でのアレルギー検査をしてもらい
生活環境や食べる物などのアレルギー項目からアレルゲンを調べてもらったのですが
それも別の獣医師の方に言わせると「あまり信頼できる検査ではない」と言われました。
このまま薬を投与し続けても身体に悪いと思うのですが・・・
何かアドバイスをいただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。