井上 平太 先生からの回答
今晩は。
県内で有名な神経の専門医だとすると、主治医は戸ヶ崎の諸角先生ですね。
この先生にかかっていらっしゃるのであれば、しっかりと指示を仰ぎ詳しく説明を聞くのが一番です。
安静にすべき時期やリハビリを積極的にすべき時期あるいは方法を正しく指導できるのは今の状態を把握している診察をした獣医師のみです。
ステロイドは正しく使えば、それほど心配はございません。むしろ数ある薬の中では比較的副作用の少ない薬に分類できます。
どちらかというと、症状が改善されつつあるときに飼い主の判断でやめてしまった場合に問題が生じる事の方が多いようです。
副腎皮質ホルモンを薬として投与いたしますと、体の中の副腎が怠けてしまいこのホルモンを作ることをお休みしてしまいます。突然薬をやめても、休業していた工場ではすぐに産生ができないが如く、一時的に体内で副腎皮質ホルモンが枯渇してしまい、症状がぶり返したり、欠乏から来る色々な病態に陥ることがございます。非常に慎重な治療が必要な疾患ですので、しっかりと通院してください。
ネット上に氾濫している副作用情報を鵜呑みにしないようにしてください。
お大事にしてください。
2007/02/21 23:24 参考になった! 1
投稿者 さん からの返答
ご返答ありがとうございます。
諸角先生を信じ、すべてご指示どおりにしております。
診察も大変丁寧にして頂いており、感謝いたしております。
が、診察時、先生の言葉を全て覚えて帰ろうと必死で、こちらのお聞きしたかった事まで、頭が回らないのが現状です。
ステロイドについての不安は、井上先生のお言葉で、消えました。
本当にありがとうございました。
2007/02/28 11:24
歩行困難と顎の異常
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。
2003年4月生まれの4歳を迎えるサモエドの女の子です。
2月10日に、歩き方の異常に気付き、かかりつけの動物病院に行き、脊髄、股関節、膝関節のレントゲンと血液検査をして頂きました。レントゲンにはどこも異常は無く、血液検査ではCPKが2000オーバーで機械を振り切るほどでした。その割りにCRPは0.8で正常値でした。消炎鎮痛剤を処方していただき、様子を見ましょうという事でしたが、2、3日すると自力で歩行できなくなり、排泄も座ったままになってしまいました。
2月16日、県内の神経・整形外科の有名な先生に診て頂きましたが、左後肢には反応が無く、筋肉、神経共に異常ありそうだとの判断により、おそらく多発性筋炎だろうとの診断でした。
1年前に口の開きが悪いような気がして、かかりつけの病院の紹介で2M抗体の検査を受け、その時は異常なしとの結果だったのですが、顎関節炎の疑いもありました。それは鎮痛剤で好転し、日を追うごとに固い物や大きな物も噛める様になったのですが、今回また口の開き方も悪くなり、16日に診て頂いた先生には側頭筋の萎縮も認められると聞きました。ステロイドの注射も2日続けて打ち、その後は1日に2回のステロイド剤(プレドニゾロンとファルジン)を飲んでいます。引きずるようにしていた足は、少し腰を浮かせるようにはなりましたが、左後肢は麻痺している様な気がします。自分で歩こうとする気力も少しずつ出てきたような気もします。ステロイドが効いているという事でしょうか?開きの悪い顎のリハビリはどういう方法ですれば良いのでしょうか?肢のリハビリのやり方も教えて頂けたらと思います。ステロイドの副作用としててんかん等の発作も今後出てくるのでしょうか?