須藤 永子 先生からの回答
こんにちは
ハナちゃんに処方されたACE阻害剤は「フォルテコール」というお薬でしょうか?
フォルテコールは最近、猫の慢性腎不全薬として認可されたものです。この薬でしたら血漿クレアチニン濃度が3.8mg/dLということなので投与の対象に入りえます。試験的にも腎臓生存の割合がプラセボ群(薬効成分の無い薬を投薬した実験群)より、フォルテコール投薬群のほうが高くなっているという結果が国内臨床試験でも出されています。
ハナちゃんは“尿毒症腎不全初期”(血漿クレアチニンが2.9~5.0)にあたります。残存腎機能%という厳しい状態です。少しでも腎臓の負担を軽減させるためにと処方されたものと思われます。お薬投薬について不安が残るようでしたら、きちんと主治医の先生に不安を打ち明けてみたほうが、納得のゆく治療生活が送れるのではないでしょうか?
闘病生活は肉体的にも精神的にも負担が係ります。一人で辛い気持ちを背負いこまずに動物病院の先生や看護士さんに相談してみてくださいね。どうぞお大事にしてください。
2007/03/08 16:31 参考になった! 1
投稿者 ハナちゃんママ さん からの返答
回答ありがとうございました。 薬名を忘れてしまってACE阻害剤とだけ覚えていました。猫用の薬なんですね。先生の回答で納得する事ができました。 一日でも長く一緒にいたいとおもいますので、さっそく投与したいとおもいます。ありがとうございました。
2007/03/15 04:31
慢性腎不全 ACE阻害剤
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。昨年4月、慢性腎不全と診断されて2回入院(1週間程度)退院後は自宅で皮下輸液を行っていました。(内服薬による治療はなし。輸液のみ)
先月26日、食欲低下で受診した所、腎機能悪化で即入院となりました。
入院中に心不全も発症し酸素吸入を受けたりと危険な状態になりましたが、先生方の懸命な治療のお陰で、生きて帰ることが出来てとてもありがたく思っています。入院期間2月26日~3月6日迄
検査結果
2月26日(入院時)
GOT:21 GPT:32 BUN:140↑ CRE:6,0 GLU:115 Na:151 K:3.8 CI:119 WBC:19000 RBC:697 PCV:37 TP:8.6 Hb:13.3
3月6日(退院時)
GOT:56 GPT:45 BUN:95.7 CRE:3.8 GLU:156 Na:154 K:4.0 CI:110
WBC:8300 RBC:397 PCV:18 TP:7.0 Hb:6.9
貧血に関しては退院時に鉄剤とエスポの注射を受けました。
今回の質問は退院時の薬の事です。
コバルジンとACE阻害剤の処方を受けました。
コバルジンは腎不全なので理解してます。
ACE阻害剤について調べると、慢性腎不全には慎重に投与。クレアチニン3以上は注意と書いてあったとおもいます。
(ちなみにハナは腎性高血圧の症状はないと聞いています)
少しでも元気で生活できるには、処方どうり与えたほうがよいのか、悩んでいます。アドバイス宜しくお願い致します。