是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、Kazさん
突然のパートナーとの別れは、心に深く傷を作ります。その死に自分の判断や、決定が関わっていたのではないか、死を避けられたのではないかと思い悩めば悩むほど、その傷は深くなり、また治るのにも時間がかかります。
でも、Kazさんが、周りの人の優しさの中で、少しずつ立ち直り、また新しい家族を迎える気持ちになってくれたこと、チーちゃんも喜んでいるでしょうね。犬にとって、飼主さんの嬉しい顔が何よりのごほうびなのですから。そして、一緒に過ごしてきた日を笑いながら思い出してくれることもとても喜んでいると思います。
今回最期にお世話になった獣医師のところで受けた対処や、説明の件。獣医師にも事情はあった事と思います。また手術前の検査のこと、結果論としての話だったのだとは思います。「今になって思えば、検査をすれば良かった」という獣医師の後悔が、そのような形で口をついて出てしまったのかもしれません。
けれど、そういった事情を理解してくださいとは申しません。Kazさんに、我慢して、これから先も獣医師に新しい子をゆだねなさいとも言いません。
今は、他に病院があるのであれば、そちらにお世話になればいいのではないか、そして、いつかまた何かの事情で元の獣医師の判断を仰ぐことがあったとしても、それで構わないでしょう。
獣医師もパートナーを失った人のつらさは少しは理解しているつもりです。ですから、気持ちの整理をつけることの一助として病院を変える事が役立つなら、それは喜んで受け入れるべきだと思いますし、そうでなければ真の獣医師とは言えないのではないかなと思います。
そして、また自分たちの技術や経験が役に立つ時がきたら、いつでも相談や診察に来てくれればいい。そう思っているはずです。
今は無理はいけません。折角喜んでくれているチーちゃんを悲しませてしまいます。
新しい子との生活の中で「あぁ、チーちゃんと同じ仕草だ」とか「チーちゃんとは、こういう風に違うなぁ」と比べて、機会あるごとにチーちゃんのことも思い出してあげてくださいね。
参考になれば幸いです。
また、新しい家族のご相談等あれば私たちもいつでもお待ちしています。
2007/09/04 10:19 参考になった! 0
投稿者 Kaz さん からの返答
是松先生
お忙しい中、お返事ありがとうございました。
経験豊かでいろいろとアドバイスをいただいていた先生ですので、もう少し私の心の整理ができたら・・・と思います。
是松先生のおっしゃるように無理をせずに、自分の心と、今日やってくる子と、チーの思い出をよく見つめてみたいと思います。
本当に又ご面倒かけるかもしれません。
チーとはまったく違った子が来ますので(笑)
ありがとうございました。
2007/09/11 10:19
ペットロス
4月13日に安楽死させたものかどうか質問させていただきました。
17日の夜、留置針も外されてしまった彼女を前に、家族の総意で翌日夕方お願いしようということになっていましたが、けっきょく出来ませんでした。
その夜18日に、彼女は旅たちました。
結果的には家族が見守る中で逝ってしまった事、良かったのかもしれません。
昨年7月膝蓋骨脱臼の手術をし、12月頃から頻尿になった彼女を1月に連れて行ったときの診断が炎症はないけれど膀胱炎でしょうということでした。
そして、3月27日にはもう片方の膝蓋骨脱臼の手術をしました。
4月7日に抜糸し、前回と違ってなかなか元気が出ない上、嘔吐したことで4月10日に診察を受けた結果が腎不全でした。
19日に、逝ってしまった事のご報告に伺ったとき、訪問の趣旨をお伝えしたにもかかわらず、順番待ちさせられました。
元気の無くなったあの子を抱いて何とかよくなるようにと願いながら待たされた待合室です。ご挨拶だけに伺ったのですからまさか、そんなつらい思いをした場所で順番待ちさせられるとは思いませんでした。
結果、聞かされたことが手術のときに血液検査していれば少しは・・・という言葉でした。
一番悪いのは私です。彼女の体調の変化に気付いてやれなかった私です。
小さな彼女を守れなかった自分を責め続け、それでもなんとか周りの人に助けられ、ようやく彼女がくれた暖かさや優しさを懐かしく感謝の気持ちで思い起こせるようになったところに、ちょうど知り合いの家に子犬が生まれました。
一人うちに来てもらおうと思っています。
ただ、田舎の事でそんなにたくさんの獣医さんがいらっしゃるわけでもなく、これから先いろいろとアドバイスをいただかなければならないのに今ひとつ私自身が気持ちの整理が出来ていません。
とてもお見立てのいい方それまでは的確な治療をしていただいていたのです。
小指が腫れてひどく足を引きずるようになったときも、経過観察でいいと薬もいただかなかったこともありました。なかなか良くならないのに痺れを切らして別のお医者さまに診せて小さな指を切開しても何もわからず、結局放っておくことで良くなった。そんなこともありました。
ただ、最後の一点だけ、手術前の検査のことと、悲しみの最中に悲しみを増幅させるような場所で待たされた。
そのことだけがどうしてもうまく整理できません。
経験の豊かさを重視し、うまくキャッチボール出来なかった先生にこれから先もお願いすべきか、
新しく出来た病院のドアをたたくべきか・・・。
支離滅裂な文になってしまいました。
自分の心にどう決着をつけたものか悩んでいるところです。