だいじょうぶ?マイペット

療養食について教えて下さい

質問カテゴリ:
食事、栄養について

対象ペット:
/ マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
千葉県 / ちま521さん

 
2008/02/20 17:18

はじめまして。
1歳9ヶ月の去勢済の男の子の猫2匹を飼っています。
そのうちの1匹が2月7日にストルバイト結晶と膀胱炎と診断され、抗生剤・止血剤を処方され、治療していました。
幸い2月17日の再検査ではストルバイトも消え、膀胱炎も治まったとのとの事でした。念のため抗生剤はあと1週間飲ませて下さいといわれ、現在も飲ませています。
その間は「ドクターズケア 猫用 ストルバイトケア」と「PHコントロール」等の療養食のどれでも食べるものを、、と言われ、結局、食べてくれたのは
「ドクターズケア 猫用 ストルバイトケア」だったので今もそれをあげています。
病気ではない元気な猫の方が「PHコントロール」が気に入ったようでガツガツ食べるのですが、それはそれで元気な子が食べても平気なものか心配です。それを食べ始めてからすごく水を飲むようになったのでやはり塩分が高いのかな。。。とも思います。

「腎臓に多少負担がかかるご飯ですが許容範囲ですから」と獣医さんからは言われたのですが、元気な子に食べさせるのは気が引けます。体重も増えてしまったように思います。

今回、膀胱炎になった子の方もずっと療養食をあげなくてはいけないとなると腎臓に負担がかかっていくことが心配ですし、Phの値も正常に戻って、ストルバイトも消えたことから、療養食以外に適したご飯がないかどうかお伺いしたく投稿しました。

ウォルサムのベッツプランのメールケアや、Phケアなどはどうなのでしょうか?またドクターズケアダイエットなどもどうなのかなと思っています。

我が家は2匹なので、別々のご飯をあげることが困難なこともあり、出来れば同じものをあげられたらと思うのですが、そのようなご飯があるかどうか自分1人で調べるのに限界を感じ、ご相談させて頂きました。

今の獣医さんは「療養食を一生続けてください。元気な方の子にも同じものをあげて大丈夫ですよ」と仰ったのですが「腎臓に多少負担がかかる」と言った上で一生続けてくださいと言われて不安です。
元気な子にまで負担をかけるのも気が引けてしまっています。

膀胱炎になったのもストルバイトも今回が初めてで
再発を繰り返してるわけではないのですが、それでも
療養食を一生続けなくてはいけないのでしょうか?


長文で大変申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。







 Phコントロールは、塩分を多くして作られています。「腎臓に負担がかかる」という表現をすると、Phコントロールを食べていると、あたかも腎疾患を発生させるような解釈も、起こるかもしれません。
 しかし、これは適切に伝わってはいないと思います。Phコントロールの塩分は多いのですが、腎疾患を発生させるほど、多くはありません。
 健康な、大人の猫が摂取する塩分量としては、問題のない量です。心疾患、腎疾患のある患者さんに、使わないほうが良いという塩分量です。
 まず、シニアフード(6~7歳以上)の特徴について、お話します。若干、塩分控えめに作られています。
 なぜかというと、動物は、人間のように体調が悪くても何も言いません。定期的に健康診断を受けるわけでもありません(注、病院さんによっては、定期健診を実施されているかもしれませんが)。腎臓の数値を、毎年、調べていない場合が、ほとんどです。
 つまり、高齢の動物は、飼い主さんが気がつかないうちに、腎疾患や心疾患が発生し進行してしまっている。かなり悪くなってから病院へ来る場合があるのです。そのようなことを考慮して、高齢の動物用の食事は、若干塩分を控えめにしているのです。万一、心臓や腎臓が悪くなっても、負担をかけにくいようにです。予防的な意味合いが強いです。
 Phコントロールは、そういう意味では、腎臓に負担がかかります。若くて元気なうちはかまいません。年をとって、飼い主さんが知らない間に、猫ちゃんに心疾患や腎疾患を発生した場合、Phコントロールを食べさせ続けると、心疾患や腎疾患の進行を、助長する危険性があるのです。
 年をとっても、心臓や腎臓に異常を発生させていなければ、食べさせても問題はありません。ただ、定期的に検査をしないかぎり、心疾患や腎疾患が発生しているか、いないかわかりません。
 主治医の先生が、おっしゃっている意味は、腎疾患になるという意味ではありません。心臓病や腎臓病がないかぎり、生涯食べさせられるという意味です。将来的に腎臓に問題があるようでしたら、フードの変更が必要になるかもしれません。
 こまかい、言葉の微妙なニュアンスで、「腎臓に負担がかかる」というと、飼い主さんには違ったイメージで、Phコントロールについて、伝わるかもしれません。この点については、もういちど、主治医の先生に、きちんと聞いてみたほうがいいですよ。
 フードの変更もしてもいいかもしれません。ただし、再発させるリスクもあるのですよ。Phコントロールには、尿石溶解と再発予防の効果があります。かなり、強力な予防効果のある食事です。
 メールケアや、Phケアは、一般食です。再発予防効果は、ありますが、あくまで一般食のレベルです。比較の問題ですが、Phコントロールの能力と比較すると、劣ります。
 ドクターズケアの製品は療法食、ドクターズダイエットは、一般食です。一般食のほうが、療法食より再発予防効果は劣ります。ドクターズケアは、再発予防の効果は十分ありますが、尿石溶解の能力はありません。
 フードを変更した場合、尿石が再発する場合と、再発せずに維持が可能な場合の二つに分かれます。フードを変えてみないことには、うまくいくかどうかは分かりません。
 一般的に、猫ちゃんの尿路系の病気は再発が多く見られます。再発予防の観点から、療法食か一般食でも尿石症に、配慮した食事を一生続けることを、おすすめします。食事の変更を行う場合は、再発しないかどうかが問題になりますので、もういちど、よく主治医の先生に、御相談ください。
 
 
 

 
 

投稿者 ちま521 さん からの返答

ご回答どうもありがとうございました。
とてもわかりやすかったです。
腎臓への負担の面も少し気にしすぎていたような気がします。それに一般食だと予防効果が落ちてしまうのですね。。。
近々再検査に行くのでその結果で主治医の先生にも相談し、今後、定期的に検査しつつ、一度一般食に変えてみようと思います。
それで再発するようだったら療養食でこの先いきたいと思います。
どうもありがとうございました。

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