北森 隆士 先生からの回答
採血量は少ないので、そういう意味ではあまり負担はないと思います。猫が相当あばれなければ、猫の負担を気にするよりも、検査の有効性を考慮すべきでしょう。
猫は犬と違い、そもそも自宅(自分のテリトリー)を出ること自体が恐怖になることが多いです。つまりワクチン接種も猫によっては相当負担に繋がることがあります。しかし、やはり予防の有用性を考慮してのこと・・・・、結局、あなたが言われるように、どこまでを負担と考え、有効性(有用性)をどのように考えるかいうのとです。ご質問の内容は、疫学的にも証明されている高齢期の猫に多発する病気です。私も、検査をお勧めします。
2008/08/22 09:51 参考になった! 0
投稿者 camcan さん からの返答
北森先生
お忙しい中を早速にご回答くださり、ありがとうございます。
人間も動物も病気になる前の予防が大切だということはわかっていたのですが、先生のおしゃるとおり、うちの猫たちも家からでるのが嫌いです。3種混合ワクチンは年1回の接種を続けてきていたので、年1回は、、、と思っていたのですが、それに高齢猫健康診断を猫が喜んで受けるわけはないので、どうしたものか、、、と少々考えていたのですが、、、先生のおしゃるとおり、今後は年1回の血液検査も受けていきたいと思います。言葉で伝えてくれない分、健康診断で客観的に状況を把握すべきと思うようになりました。
どうもありがとうございます。
また先生のプロフェイールを拝見させていただきました、収入の5-10%を動物を大切にするための啓蒙活動や研究に費やす経営を目指していると書かれていたのがとても印象的でした。今後のご活躍を楽しみにしています。Camcan
2008/08/29 09:51
定期健康診断の重要性について
はじめまして。8歳、7歳、1歳の3匹の猫と暮らしています
猫の定期健康診断/血液検査の重要性について、ご意見を聞かせて頂きたく、どうぞよろしくお願いいたします。
今まで、年1回の3種混合ワクチンを受けてきました。ワクチン接種の際は毎回、体温の検査と触診でのチェックをして頂いておりました。2匹の猫たちが老猫の域に達してきましたので、今年から定期健康診断の受診を勧められました。定期健康診断の中に血液検査が含まれます。
老猫になってくると腎臓病が増えてくるのは理解しております。腎臓病の早期発見のためにも血液検査は有効だということも理解しております。
質問ですが、血液検査は猫にとってどのくらいの負担になるものなのでしょうか?年1回の血液検査は猫の負担よりも、その有効性が高いということであれば、是非これから健康診断、血液検査を年1回、定期的に受診していきたいと思っております。
猫の負担になることは極力避けたいと思っておりますが、私が猫たちのためにできることは、できる限りしてげたいと思っています。
お時間のありますときに是非ご意見をお聞かせいただければと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。