牧口 香絵 先生からの回答
ぶーとちびたのママさん、こんにちは。
ワンちゃんとネコちゃんの問題行動の治療を専門としております獣医師牧口香絵と申します。
ネコちゃんにも分離不安症が見られることがありますが、季節によって問題がでる、でないということはありません。
もし季節によって問題が変化するようでしたら、ホルモンによる行動の変化だと考えられます。
自分の毛をむしる行動は葛藤行動と呼ばれ動物がストレスやなんらかの葛藤を感じている際に行います。
生活環境やトイレ、同居のワンちゃんを含めたご家族との関係、屋外(野良猫ちゃんの存在)からのストレスなどを考慮しストレスを排除してあげることが大切です。
もう1匹のネコちゃんを迎え入れて改善する可能性もありますが、多くは家族に対して執着をしていることが多く、迎え入れても変化がない場合もあります。
はなちゃんが他のネコちゃんをすでに拒絶する(または嫌い)ようでしたら、他のネコちゃんを家庭に迎え入れることははなちゃんにとってストレスになりますが、他のネコちゃんに好意があるようでしたら仲間が増えて感情が安定することもありますので、迎え入れる場合はトライアルという形で他の猫ちゃんと一時的に暮らしてはなちゃんが喜ぶかどうかチェックしその後に正式にネコちゃんを向かいれるとよいと思います。
2012/05/29 17:30 参考になった! 0
投稿者 ぶーとちびたのママ さん からの返答
牧口先生
早々にご返答いただき真にありがとうございました。葛藤行動を大変不憫に思います。またご相談させていただくこともあると思いますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2012/06/05 05:30
猫の分離不安
4歳に成ります猫の分離不安についてご相談いたします。
生後3か月前後で保護し完全室内飼いで育てております(同居に13歳に成ります中型犬がおります)。保護した頃より私の後を付いて回り鳴いておりましたが、猫を飼うには初めてであったため不思議にも思いませんでした。
保護してから6か月(推定9か月)で避妊手術を受けました。しかし発情期のような鳴き声とマーキングを不定期に繰り返します。そのため動物病院を受診しご相談したところ標記の診断を受けました。また「臓器が残っている可能性も考え再度開腹手術」のお話しもありましたが、私の心情としてできません。内服薬としては3か月程度「ジルケーン」を内服させましたが、思うような変化は認められず現在は「FELIWAY]リキッドを使用(スプレーも時々)しております。
直近では4月下旬~5月上旬に発情期の様な症状がみられました。そして現在も私の後を付いて回るのは変わらず、自己の毛を噛んで抜く行為も時々認められます。幾々困り果て「もう一匹猫を飼おう」と主人は言っておりますが、この様な状況で多頭飼いをしても良いものでしょうか?
どうぞご指導を宜しくお願い申し上げます。