だいじょうぶ?マイペット

甲状腺癌の手術しました

質問カテゴリ:
のどの異常

対象ペット:
/ フレンチブルドッグ / 女の子 / 6歳 0ヵ月

質問者:
岐阜県 / 非公開中の会員 (この方の過去の質問 1件)

 
2016/09/17 23:21

今月頭に、喉の異物が見つかり摘出手術をうけました。
手術前にCTを撮り、リンパが少し腫れている処はあるが、今の所は転移はないとの診断を受けました。

術後、病理検査の結果の報告書を頂きました

腫瘍組織の切除縁への浸潤は認められていませんが、脈管浸潤が確認されましたので今後定期的な経過観察が推奨される

と記載されていました
獣医曰く、40〜80%転移する可能性があるので大学病院へ今後の治療を相談されに早く行ったほうがいいとのことでした

大学病院には、まだ行っていないのですが、
やはり行くべきなのか?
治療内容がどんなものなのか? また、薬の副作用など。。
費用などもわかりますか?
転移の可能性も本当にあるのでしょうか?

よろしくお願い申し上げます

  • 補足画像

つらい事と思いますがどうか最後までお読みください。

非常に申し上げにくいことですが、脈管浸潤が確認されたということはリンパ管や静脈の中にすでに癌細胞がこぼれ落ちて全身に流れているということを意味します。かなりの確率で肺などの微小血管に定着してそこに転移巣を作る事が起こりえます。
その場合にはキャノンボール型転移と申しまして、同時多発的にたくさんの転移巣が肺に散在してしまうので、手術による摘出は困難となります。
今できることはやはり抗がん剤による転移浸潤の阻止です。しかし、癌と真っ向から戦わずに今を有意義に楽しんでいくという選択肢もございます。

大学病院の受診は必ずしも必要ではございません。今後の治療に関しては良く主治医とご相談いただくと良いでしょう。専門医を受診するにしても日々の細やかな治療は近所の主治医の協力が必須です。自ら探すのではなく治療の連続性を考えると主治医にご相談され専門医を紹介いただくかこのまま主治医による治療を続けるかを決めると良いでしょう。

どうぞお大事にしてください。

ここからは獣医師ではなく一愛犬家として申し上げます。
6歳にしてがんを患うことは誠にお気の毒な事と思います。しかし、犬は日記をつけるわけでもカレンダーを見るわけでも他の同族と自分を比べるわけでもございません。人間のように歯を食いしばっても子供の結婚式に出たいとか孫の顔が見たいとか平均寿命より短いから悔しいと思うわけではございません。
ですので今が楽しいかどうか・最後まで飼い主は自分に嫌なことをしないかどうか・天国に召されるときにこの飼い主のもとに来てよかったと思うかどうかが重要なのではないかと思います。発癌を抑えるために抗がん剤を投与して、吐き気や食欲不振と戦うことと引き換えに少しでも寿命を延ばすことが正義かどうかは、獣医学とは異なる尺度が存在します。
この回答を出せるのは6年間一緒にいた飼い主だけです。苦渋の選択ではなく、飼い主としての愛犬へのプレゼントと考えてじっくりと熟慮してください。
どのような答えでも大好きな飼い主に決めてもらったことであれば、愛犬は大切に受け入れてくれることと思います。
飼い主様と愛犬の幸せな時の訪れをお祈り申し上げます。

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