だいじょうぶ?マイペット

鳥や猫に対して危険な植物についての質問です (ツゲの木)

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
その他 / ボタンインコ / 男の子 / 3歳 3ヵ月

質問者:
群馬県 / れなさん

 
2021/01/13 01:08

お世話になります。こちらが初めてで不手際がありましたらすみません。

ペット(鳥と猫)に対して危険な植物について、飼育についてのアドバイスをお願いします。

質問は「つげの櫛を飼い主が使っていても大丈夫ですか?」です。


ネットの情報でインコ(私が飼っているのはボタンインコです)に危険な植物でツゲの木がありました。
「樹皮と葉」に毒があるらしいとのことでした。

ツゲの木があるわけではなく、「つげの櫛」を飼い主が愛用しています。
勿論、ツゲの櫛をインコがなめたりかじったりことはないのですが、飼い主が髪を梳いたりするのは大丈夫でしょうか?

鳥が髪の毛をかじったり、もぐったりしているので気になりました。
櫛には椿油やオリーブオイルをしみこませて使っています
(椿油はインコには大丈夫だと聞いたのですが…)。

また、つげの櫛に使われている柘植の木は、数年乾燥させて燻されりしたもので生木ではありません。

こういった木の加工品で(例えば危険な木材に入ってるウォールナットの家具などもありますが…)インコが具合が悪くなったりすることはありますか?

櫛に使われる木は他にヒノキやツバキ、アカネ科の木(おそらくクチナシ)などがあります。
こちらはネットで見る限りは鳥には大丈夫らしいのですが、つげの櫛を一番使っているので気になり…、こちらでお世話になりたいと思いました。

今のところ鳥には異常は特に見受けられません。
そのうや便の検査では今のところは問題ないようです。

先生には「鳥が櫛を直接かじったりしなければ大丈夫だろう」と言われ、勿論かかりつけの先生の事は信頼しているのですが、
もしこちらの先生方にペットに影響がある植物を研究されている先生がいらっしゃったら…と思い、藁をもすがる思いで質問いたしました。


またツゲの木(の加工品)は猫には大丈夫でしょうか?
(こちらネットでも全然出てこないので少し不安です)
猫を飼っている友人がつげの櫛を欲しいと言っており、
プレゼントしてあげたいのでこちらもアドバイスを頂けるとありがたいです。


お忙しい中申し訳ありませんが、回答を頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。

ツゲには天然の精油テルペン類が多く含まれます。
これは天然の防虫・殺菌作用や動物の忌避作用が有り植物が自身を守っているわけです。
ですので草食動物がツゲを食べてしまうと中毒いたします。
ただ、それが環境にあるだけで危険なわけではございません。
飼主の方が使っているツゲのくしをインコが玩具にして習慣的に囓らない限りは安全です。
ただ、ツゲの毒成分は樟脳と同じく揮発性ですので、加工品では残留していないでしょう。
また、昔はツゲで出来た鳥籠がございましたが、この場合には常に接触しているので良くないかもしれません。
燃した煙は危険ですが、こんなことは無いでしょうから心配御無用です。
詳しい有毒植物は井上動物病院のホームページをご覧下さい。
https://www.inoue-animal-hospital.net/ペットに危険な植物 に記載しております。

投稿者 れな さん からの返答

回答ありがとうございます!

テルペンとか初めて聞いた名前でした…!
なるほど揮発性なのですね。
櫛は作るときに日陰乾燥と燻し乾燥を年単位で繰り返して乾かしているそうです。
それなので煙くはないですが燻した匂い(スモークチーズのような)は残っています。

櫛は普段は引き出しや箱に入れて使う時だけ出している感じです。椿油が手に残っているかもしれませんがそれは大丈夫でしょうか。

昔はつげの鳥かごがあったなんてびっくりです。それでも「良くないかも」レベルということなんですね。
植物の籠と言えば九官鳥の竹かごしか知りませんでした…!

本当に勇気を出して質問してよかったです。
3か月前に昔持っていた櫛が出てきて使い始めたはいいけど、検索すればするほど気になってしまい、「櫛は気に入っているけどどうしよう…」と悩んでいました…。
猫飼いの友人にも安心して渡せます(もし猫を梳いても大丈夫ですか?)。

HPもお邪魔させていただきました。
不注意で大事なインコを病気にさせたくないので頑張ります。
…すみません、ところで家族が部屋の中でアボカドを鉢植えで育てているのですが(冬だけ雪除けに家の中で冬以外は外)、触れたり、近づけさせなければ大丈夫ですか?

再び 井上 平太 先生 からの回答

椿油自体に毒性は無いと思いますが、猫は植物の精油に敏感です。
ネコ科の動物は脂質系の毒素をグルクロン酸抱合により解毒排泄することが出来ません。
ティーツリーオイルやラベンダーオイルなどのフレグランスを部屋に揮発させて、肝不全が発症した例があります。
手に付いていると猫が好き好んで舐めてしまいます。よく拭き取りましょう。

アボカドの有毒物質のペルシンは、実だけでは無く種にも葉にも含まれます。
特に鳥類に対して毒性が強く量によっては致死的です。
痙攣や心肺停止を起こすことがあります。
人間以外のほとんどの動物で有毒ですので気を付けて下さい。
日本の事例では無いですがアボカドの葉を誤食したヤギが死亡した例もございます。
アボカドはクスノキ(楠木)科です、この科の木本は例外なく有毒ですので気を付けましょう。
近年は種を水耕栽培してテーブル観葉植物として飾ることがあるようですね。
囓らなければ大丈夫なのですが、ペットを飼っている家ではお奨め出来ません。

投稿者 れな さん からの返答

追加の質問にも快く答えてくださりありがとうございます!

精油がインコに禁忌だと聞いて、飼い始める時にそれこそティーツリーやラベンダーを始め、製油は処分しましたが、まさか猫にもよくないのですか…!!
では椿油(あとオリーブオイルなんかも櫛に使います)は使ったら完全に乾かしてふき取ってからが猫も鳥も安心ですね。

アボカドの鉢植えは私としてはアボカド見るのも嫌いなので処分して欲しいのですが、家族が処分してくれないので(汗)、その部屋には鳥を入れない、部屋に入れても1メートル以上は距離を取ってます…。
ペルシンは油性?で揮発性ではない…みたいなのでこんな感じで気を付けています。

またクスノキ科が危ないという情報もありがとうございます!
するとシナモンもダメですね。
お茶に入れて飲んでいるので気を付けます…!

井上先生が案内してくださったURL、昨日は時間で少ししか見られなかったのですが、先程すべて目を通してみました。
思ったより危ない植物・身近な植物がありました…。また、非常にわかりやすく書いて下さりブックマークして何度も見ようと思います!

鳥に危険な木と検索しても「この木は危ないよ」という情報だけで「何の成分」なのかとかまでネットの情報は書いてないので、今回、先生の詳しい解説はとても助かりました。

木や植物などの毒性については、特に鳥は止まり木の事もありとても気になるので(今は市販のニームパーチを使っています。…が、除菌や虫の事もあるので木を拾って止まり木にはしません…)
またお世話になりたいと思います。その時は是非ともよろしくお願いいたします!!

本当にありがとうございました!!

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