栗尾雄三 先生からの回答
獣医師の栗尾と申します。
免疫介在性溶血性貧血の発症機序というのはよく分かっていません。
基本的には突然なるものと考えていただいて差し支えありません。
なので、拾い食いが関係しているかは不明です。ただ、一方で、拾い食いとは無関係とも言えないのが難しいところです。
本症は春~夏頃にかけての発症が多いとはされており、ワクチン接種などと因果関係があるのではないかとは推察されています。確実はことは不明なままですが、何かきっかけがある可能性は無くはないというのが、現在の考え方となっています。
生存率については確かに高いものではありません。
50%程度と考えた方がよいと思います。
うまくコントロールできた場合は長期生存の可能性も高まりますが、再発などに苦しめられるケースも多々あります。
2歳で早期発見というわけではありません。むしろ年齢が若い方が、免疫は活発であり、危険な状態に陥りやすいとも考えられます。
飲み薬などを続けながら、慎重に治療を進めることが肝要です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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どうぞよろしくお願いいたします。
2022/08/12 18:36 参考になった! 1
投稿者 ぐーさん さん からの返答
栗尾先生
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。
また、返信が遅れてしまい大変申し訳ありません。
実はあの後少しずつ数値の改善が見られ
お盆前の11日に退院することができました!
処方していただいたお薬を服用させながら
お盆明けの昨日検診に行ってまいりました。
その際に数値がCRP1.2まで下がり
赤血球、白血球等も初期より増えておりました。
かかりつけ医曰く、
ワンちゃんが頑張ってくれた証拠とのことでした。
まだまだ油断はできませんので、
お薬と付き合いながら少しでも本人の負担にならないように生活をしていけたらと思っています。
重ねて栗尾先生にもお礼を申し上げます。
本当に本当にありがとうございます。
2022/08/18 17:05
再び 栗尾雄三 先生 からの回答
ご連絡ありがとうございました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
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2022/08/18 19:26
免疫介在性溶血性貧血と診断されました
今月の上旬に2歳になったメスです。
本日、免疫介在性溶血性貧血と診断されました。
元は下痢が2日続いており、
赤茶色のうんちだったため血液検査したところ
crpだけ9.8の為先生がなにかあると疑ってくださり
入院していたところ、本日の血液検査で発覚した次第です。
下痢が始まった原因は、お散歩での拾い食いか
家の中で何か食べた可能性がある
それが引き金となり免疫介在性溶血性貧血を発症したと言われました。
私がちゃんと見てあげられなかった後悔が多いのですが、ネットで調べたところ突然発症するとも書いてありどうなんだろうと思いこちらに相談させていただきました。
やはり、この病気は拾い食いによりお腹を悪くしたため発症してしまったのでしょうか?
また、現在ステロイドと抑制剤で治療をして下さっており
RBC数値 8/6→6.80 8/8→7.01 8/9→6.47
HCT数値 8/6→42.6% 8/8→43.9% 8/9→40.5%
と変動しているのですが、
こんなにも上がったり下がったりするのでしょうか...
ネットで調べると生存率も低く、先生も油断はできないと言われてしまいました
まだ2歳で早期発見ができたので助かる確率は高いでしょうか...そんな質問をすべきではないと重々承知しているのですがご返信頂けたら幸いです
どうぞ、宜しくお願いします。