遠藤 薫 先生からの回答
こんにちは。ラリルドンはマレイン酸エナラプリルという薬剤です。マレイン酸エナラプリルは動物でも大変多く使用されていて、安全性が高く効果もあります。
動物の場合の薬剤投与量、すなわち体重1Kg当たりの投与量は人と比べとても高いのです。それは、薬物の代謝が人より早いからです。
お問い合わせの薬剤も体重1Kg当たり1~2mgの投与量になりますので、ボニータちゃんの場合ですと、16mgまでは投与可能となり、決して多い投与量ではありません。
ただし、ラリルドンという商品は人用の薬です。私は使用した事がありませんので、犬にとってどの程度の副作用があるかは不明です。
参考までに動物専用薬としての商品もあります。
2005/10/14 15:11 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
遠藤 薫先生、早速のご回答ありがとうございます。今回はすごく残念な結果となりましたが、これからは、何事にも慎重にしていきたいと思います。
2005/10/21 03:11
橋本 祥男 先生からの回答
肺水腫という病状が非常に危険で重い病態ですから、
一般的に使用する容量より多く用いる場合も有るかと思います。
そのことをご理解頂いたうえで、
容量については考えてください。
一般的に用いる容量は8kgの体重ですと
2~4mgに成ると思います。
5mgは過量投与と言う程ではないと思います。
繰り返し申しますが、心不全に伴う肺水腫は、
死亡率の高い病状です。
薬の過量投与による死亡と考えるより、
薬の効果が出るよりも病状の悪化の方が
早かったと考えるべきではないでしょうか?
とくにご質問の薬剤は非常に安全性の高い薬に分類されるので、
5mgの投与量で、死を招く程の低血圧を起こすとは思えません。
2005/10/14 18:34 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
橋本 祥男先生、ご回答ありがとうございます。こちらが思うより病状が重かったということですね。残念です。
2005/10/21 06:34
体重8kgに対して薬の用量は?
先日、体調が悪くなったので診察(血液検査、レントゲン、心電図、エコー、バリウム)をしてもらったところ、肺水腫と右側の心臓肥大(心臓弁膜症)という結果がでて、抗生剤、利尿剤、心臓の薬を飲まされて帰宅。 ところが容体変わらず時間と共に悪化。 処方された薬は抗生剤、利尿剤、ラリルドン5mgでしたが、服用することなく帰宅から17時間後自宅にて死亡。 見た限りの死亡状態は、血圧低下によるものと思いますが、ラリルドン5mgによる血圧低下ではないのでしょうか?調べたところ成人でさえ1日1回5~10mgに対し犬に5mgは用量が多くありませんか?それが非常に知りたいです。教えて下さい、お願いします。