北森 隆士 先生からの回答
生まれてすぐという事ですが、このすぐというのを1歳程度の
ことだとすると、ダックスですから、椎間板のヘルニアぐらいは調べるべきです。
犬のヘルニアは、ヒトのヘルニアとまったく病状が異なります。誤解を恐れず言えば、ヒトの交通事故の脊髄損傷なみの重篤さです。なぜならば、ヒトのそれは脊髄神経が末端の細くなったところで起きやすいのですが、犬のそれはかなり脊髄が太いところでおこるので、発生時の痛みはひどく、また放置すると下半身不随まで進行します(ヒトのヘルニアの初回発症で下半身不随になることは稀でしょ?)。
質問に回答しますと、
① 以前はヘルニアの検査はMRIが主流でしたが、最新のCTを使えば、より立体的に脊髄内腔が画像診断できるので、もしそのようなCTを有する施設に通院可能であれば、そちらの方が良いでしょう。麻酔下の検査は15分程度です。人と異なり、それは確かに全身麻酔下ではありますが、1万例規模のCT検査で麻酔事故ゼロというデータを公表しているラボもあります。ただし頭部の問題ならば、MRIの方を優先させたほうが良いかもしれません。
② 関節の問題でもなさそうですし、椎間板以外ならば、進行性の筋肉変性が考えられますが・・・・・やはり検査しないとわからないですよ。
今後も民間療法は止めたほうが良いですよ。
2006/01/12 13:04 参考になった! 0
投稿者 松尾まこ さん からの返答
北森先生へ
松尾です。
お忙しい中丁寧にご回答ありがとうございました。実は獣医師への不信感というのがあったのですが、変われそうです。
又、全身麻酔の事故ゼロの情報ありがとうございます。
検査にふみきろうと決心ができました。
本当にありがとうございました。
2006/01/19 01:04
伊東 彰仁 先生からの回答
申し訳ありませんが、飼い主さんが、何の病気であるか納得のいくまで主治医の先生に尋ねられたのでしょうか?生まれてすぐ後ろ足の異常が見られてレベル2~3間との診断をうけましたとありますが、何のことだか分かりません。生まれてすぐ(1~2ヶ月と解釈したのですが)というところで、膝蓋骨や、股関節の判断ではないと思うのですが。
現在の症状から見ると、椎間板ヘルニアを初めとする脊髄疾患を疑います。前足にも異常があるのか、後ろ足の異常に伴った二次的なものかこれもよく分かりません。
CTよりも先に、脊髄造影をしてみてはいかがでしょうか?ただしこれも全身麻酔下で行います。
放置すると進行する可能性が高いと思われます。
2006/01/12 13:49 参考になった! 0
投稿者 松尾まこ さん からの返答
伊東先生。
松尾です。
検査の必要があると再認識できました。
お忙しい中丁寧にご回答ありがとうございました。検査にふみきろうと思いました。
本当にありがとうございました。
2006/01/19 01:49
歩けなくなってます
はじめてご相談いたします。松尾です。
3歳のミニダックスと暮らしています。
生まれてすぐ後ろ足の異常が見られてレベル2~3間との診断をうけましたが、治療は必要ないとのことでした。
便宜上、近くの病院に変えたところ、後足だけではなく、前足も
異常があるかもとのことでCTをとるように提案頂いたのですが
全身麻酔が怖くて、民間療法(自然治癒力アップ)を試してみたのですが、あまり効果がみられず、最近では歩けなくなってます。
症状をお話します。
座っている時
前足の手先が曲がったまんまが多い
立ち上がる時
前、後足のふんばりがきかない。
歩く時
鼻も使って歩いている
という状態です。
質問です。
①全身麻酔をしてでもCT検査を受けるべきでしょうか?
②考えられる病名があればお伺いしたいです。
長々とすみません。よろしくお願いします。