今本 成樹 先生からの回答
今本です。
高齢犬であることと犬種的な原因を考えると、結構やることがあります。痴呆なのか?高齢から来る脳障害なのか?脳障害を及ぼす病気の原因(脳腫瘍など)があるのではないか?内臓に異常はないか?などなど。。。。。この辺は調べられたのでしょうか?
現在てんかんが起きていないのでしたら、てんかんの管理はうまくいってると思います。
認知症などの検査は、実際に診察をしていないのでわかりませんが、その鑑別をしていくことは意味があると思います。鳴き声に悩まされるのであれば、なぜ鳴くのか?その要望は何か?などの行動学的な原因を考えていくのも方法です。
痴呆であれば、サプリメントなどで症状が改善することもありますし、サプリメントですので、全く効果がない場合もあります。フードであれば、ヒルズから出ているb/dというものが効果を示すこともあります。サプリメントは医薬品と違い、効果が一定ではないことをご理解ください。人間でも認知症にたいしては、特効薬がないのが現状です。
おだいじに。。。。
2006/02/06 01:19 参考になった! 0
井上 平太 先生からの回答
フェノバールの必要量は、個々のワンちゃんでかなり違います。ちょうどよくコントロールできる処方量を決定するのにはある程度の日数をいただかなくてはなりません。抗てんかん薬も数種類ございますので、クウちゃんに合う薬をじっくりと見つけていくことになるのだと思います。
ただし、気になるのは、「てんかん」が確定しているかどうかです。当院を含めほとんどの病院で、診察と飼主からのお話で便宜的にてんかんと推定いたします。しかし治療の過程で他の疾患を疑い始めて、大学病院などでMRIなどの画像診断を受けていただく事になる症例も多数ございます。
今はまだしっかりと状況を観察し、主治医に正確に報告する事が肝要です。症状をしっかり説明できるように記録をして病院に持って行くとよいかもしれません。診察時に出現しない症状があるのであれば動画を記録して診察時に見ていただくのも診断の助けになるかもしれません。
認知症の件ですが、ある程度効果が期待されている薬はいくつかございますが、下痢止めや解熱剤などと違い治療が実感できるものではございません。相談いただければきっと処方されるとは思いますが、効果は期待できないよと説明されるかもしれません。
2006/02/06 01:25 参考になった! 0
北森 隆士 先生からの回答
他の先生もご指摘のようにまずはちゃんとした診断をつける事です。
その上でのお話ですが、センセイによっては色々意見があるところだとは思いますが、
当院では、認知症の場合、イヌの行動があまりにも飼い主の生活や周囲の社会環境を阻害する場合は、治療というよりは、イヌの生活を制限させるタイプのお薬を使用します(眠るようなお薬や、神経活動を抑制するようなお薬)。
鳴き声の問題も、あまりにひどい場合は、声帯除去術もあります。
上述の内容は、センセイによっては、お認めにならない方もいらっしゃるとは思いますが、一度相談されてはいかがでしょうか?
2006/02/06 02:26 参考になった! 0
伊東 彰仁 先生からの回答
ここで書いてある癲癇とは、真性癲癇と解釈してお答えします。(症候性癲癇というのがあり、それは他の疾病から来る癲癇様発作で、通常原因疾病名で呼ばれるので、癲癇といえば真性癲癇のことだと思います)
真性癲癇の初発年齢としては、かなり高年齢ですね。
真性癲癇は、特にその痙攣発生時の脳波以外、脳の器質的障害を伴わない疾病です。
真性癲癇と判断するにあたって、どのような検査をしたのでしょうか?それと、癲癇様痙攣発作は、何年も前から起こっていたのでしょうか?
痙攣のことについて、ほとんど触れていませんが、どのような痙攣がどの程度続き、どの程度の頻度で起こるのでしょうか?またその症状は、次第に悪化しているということはありませんか?
通常癲癇を診察するにあたって、ジステンパー抗体と、CPK、CRP、BUN、NH3、できればCT(この仔のケースでは、脳腫瘍の有無は絶対です)までは検査すべきだろうと思われます。
もう少し症状を詳しく知りたいですね。
2006/02/06 09:34 参考になった! 0
薬について
先日我が家の愛犬が体調を崩し病院に受診したところ、てんかんと診断されました。フェノバール30㎎3錠を朝・夕服用し始め2日後…フラフラともつれ足で目は虚ろ、鳴きっぱなしで散歩も頻繁に催促してくるようになりました。
再度獣医さんに相談し、薬の量を減らしてみましたが体調は良くなったものの、鳴きっぱなしという状態は改善されておらず。これは認知症の始まりなのでしょうか?もしそうであれば、それに効く薬などを処方して頂けるものなのでしょうか?鳴き声に悩まされとても困っています、教えて下さい
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