松倉 源太郎 先生からの回答
こんにちは。
猫の皮膚にできる肥満細胞腫は良性の経過をとる場合が多いです。研究者の中には、猫の皮膚の肥満細胞腫は腫瘍とは呼べないという人もいるくらいです。
もちろん、悪性の場合もあるので、その後のケアは念のために必要であったと思います。
このような、猫の皮膚肥満細胞腫の性質と、発症から4年も経っている事を考えますと、肥満細胞腫の内臓への転移はこの子の場合にはちょっと考えにくいとは思います。しかし、転移ではなく全く新しく、肥満細胞腫が内臓にできることは十分考えられます。皮膚と違い内臓の肥満細胞腫は悪性の場合が多いので、注意が必要です。
しかし、下痢や嘔吐はどんな病気でも起こってくる一般的な臨床症状です。今回は、肥満細胞腫にとらわれずに、続くようであれば一から診断しなおした方が良いと思います。何事もなく、ただの胃炎程度であればよいのですね。
2006/02/20 10:32 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
こんにちわ!
ご回答有難うございます。先日病院に行ってきましたが、肺の心音等が雑音がありようで、下痢・嘔吐がおさまったら、レントゲン等の検査をしてみようと思います。ただの胃炎である事を祈ります。有難うございました。
2006/02/27 10:32
林 雅彦 先生からの回答
林と申します、宜しくお願いします。
猫ちゃんの肥満細胞腫は内臓と皮膚に同じくらいの割り合いで発生します。そしてこの腫瘍は皮膚にできる腫瘍の中で2番めに多く、脾臓の腫瘍では最も多く、腸の腫瘍では3番めに多く発生します。その他胸の中にも発生します。
症状は食欲不振、嘔吐が多いです。腸にできた場合は下痢もあります。
さて、生存期間ですが脾臓の場合、脾臓を取れば11~12か月くらい、腸の場合うまく切り取れれば数カ月ですが転移している場合はもっと短いでしょう。
かかりつけの先生とよく相談をして、いろいろ対処していってください。
下痢、嘔吐する病気はほかにもありますから、まだわかりません。希望は捨てずにいてください。
2006/02/20 11:40 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
こんにちわ!
ご回答有難うございます。先日病院に行ってきましたが、肺の心音等が雑音がありようで、下痢・嘔吐がおさまったら、レントゲン等の検査をしてみようと思います。ただの胃炎である事を祈ります。有難うございました。
2006/02/27 11:40
肥満細胞腫について
4年前ぐらいに肥満細胞腫がお腹のあたりに二箇所できて摘出手術をしました!その後再発防止でインターフェロンを数ヶ月飲んでいました!現在にいたるまで特に再発はなく元気に過ごしていましたが、最近下痢・嘔吐をするようになりました!これから病院に行ってみようと思いますが、内蔵へ転移の可能性とかはあるのでしょうか??後。。。聞きづらいのですが、内臓に転移する病気であれば・・・なおる確立はあるのでしょうか??