井上 平太 先生からの回答
猫の乳腺腫瘍は犬の場合と異なり徐々に大きくなり最終的に潰瘍になる可能性が高いと考えられます。手術が出来るのであれば可能な限り受けるべきだとは思います。ただし、危険性はどんなときでもゼロではないのですから、リスクについてよく話し合って下さい。今の獣医療では抗がん剤はあまり期待できません。鎮痛・消炎・二次感染防止が主な治療になっていくと思います。
手術を受ける危険性と手術を受けない場合に起こりえる事柄をよく聞き、それを天秤にかけて最終的に判断するのは飼主の責任です。
どうかがんばってください。
2006/02/22 21:04 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
ありがとうございます。
明日の検査の結果をみて、出来る限り手術を受けさせたいとおもっています。
確かに先生のおっしゃる通り、危険性はゼロではないですね。でも元気になる可能性があるならかけたいと思っています。
ありがとうございました
2006/03/01 09:04
橋本 祥男 先生からの回答
腫瘍の最善の方法は小さいうちに、
切除する事です。
日本であっても投薬などが最善と成るがん治療は、
切除が出来ないタイプの腫瘍を除いては有りません。
腫瘍のタイプによっては放射線療法なども有りますが、
やはり麻酔が必要に成ります。
もし、とても小さな腫瘍で、乳首をと変わらない程の腫瘍なら、
液体窒素などを用いての凍結手術が可能かもしれません。
日本でも行っている病院とそうでない病院が有りますから、
主治医の先生に相談されてみてはいかがでしょうか。
どのような腫瘍でも選択できる処置と、
選択できない処置が有りますから、
実際に診ていないでは、最良の方法を提示できませんから、
このサイトの獣医師の意見は参考程度にし、
主治医の先生とのコミュニケーションを
最も大事にしてくださいね。
2006/02/22 21:05 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
本当にその通りですね。主治医の先生とは出来るかぎりのことをして下さいと話してあるのですが、フランスではわりと一般的に安楽死の選択を取ってしまう人が多い様な気がします(私の周りだけかもしれませんが)。医療費が高い事、動物は動物という認識が日本人よりも強いこと(いい悪いはべつにして)等で、文化の違いもあると思います。
そういった事から、もし手術が出来ないといわれた時に本当に何にもすることはないのか。もし日本に連れて帰っていたら助かったんじゃないかって後悔するのではないかと不安だったのですが、先生方のご意見を聞いて覚悟が固まってきました。
とりあえず、明日のエコー検査に集中します。結果によってこれからの事を主治医の先生と良く話し合う様にします。
ありがとうございました。
2006/03/01 09:05
腫瘍の再発
初めまして。フランスに在住しています。今年8歳になる私のネコは2年前に子宮と乳首に腫瘍ができて手術によって取り除きました。検査の結果、良性腫瘍で術後の経過も良く再発の可能性もないだろうということだったのですが、先日2年前とは反対側にある乳首にしこりを見付けて獣医さんにみせたところ、やはり腫瘍のようで(2年前のものとは無関係にできたものだといわれました)切ってしまうしか方法はないといわれました。ただその上心臓に雑音があるそうで、手術自体も麻酔が心配だと言われてしまい、これから木曜日にエコーの検査を受け、その結果によって手術するかを決めることになっています。
手術ができればいいのですが、もし出来なかった場合は、他には方法がないと言われてしまいました。フランスでは薬等の投与による治療がまったくないみたいです。
検査の結果によりますが、最悪の場合、本当にもう何もしてあげられないのでしょうか?